ネットのアンテナサイトのタイトルでちらっと見たのだが

フランスでは人の名前から男女が判明し、それが男女差別につながるとの理由から

履歴書に名前を書くことを禁止するとかしたとか。


以前から

年齢による差別をなくす

人種

民族

学歴

貧富

宗教

など差別をなくすためと称して様々な取り組みがなされてきた。



しかし、その目的はどこにあるのだろう。



同一労働同一賃金

非正規労働者も正規労働者と同じ賃金になるからいいことだ。

などと思ってはいないだろうか


事実はその真逆だ。

正規労働者が非正規労働者の賃金で働くことになるのだ。



だから言葉に騙されてはいけない。

人間というのは自分に都合のよいよううに先の展開を想定してしまう癖がある。

だから騙されてしまう。



権力者はそんなことは重々承知だ。




差別をなくすというお題目も

結局

全ての労働者を均一化して番号で呼称し

最低限の賃金で働かせることが目的なのだ





いままで世間のいたるところで見られた小さな不公平感が希薄になり

絶望的に大きな、きわめて少数の収獲者と奪われるだけのPrey被食者間の格差だけが

この世に存在することになるのだ。



かさねがさね忠告するが

今当たり前の恩恵と思われているテクノロジーの進化が後々とんでもない裏機能により

多くの弱者がようやく手に入れつつある僅かばかりの自由を奪い去ることになる。


それがいまInternetと個人的にそこにアクセスできデバイスにより実行されつつある。




権力者にとって一番やっかいなことは、考えることである。

考えられては困るのだ。そう市民、庶民、弱者、貧民そういう階級の人間は

日々生きるのが精いっぱいの状態で生かさず殺さずの状態に

それを自覚させずに、放牧しておくことだけを考えている。



だから
なにも考えずに

仕事をして

野球見て

ビールのんで

労働人口を維持するための

消費を増やすための

存在を

増殖して

生きるってすばらしいと思わせておけば


鎖が要らない分

奴隷よりも管理が楽な存在なのだ。



人と話すときは天気の話題が無難で推奨されるのは

日と話すとき政治の話などをされて考えられては不都合な権力者が創り上げた嘘常識だ。


おそろしことに

我々は今日もいいお天気で

などとなにも考えずに言ったりししていないだろうか。


それはそういうことがいいと信じ込まされているだけだとは知らずに。





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