「模試では点を取れてたのに、なぜ
かセンターで失敗した」
こういう人が毎年のようにいます。
わたしの知り合いもそうでした。
その人は模試でいつも全国100位以内
をとっていて、偏差値も70以上でした。
授業中、教師の話を聞いていなくても
、模試の点数がいいので、怒られるこ
とがありませんでした。
ついにセンター当日になり、今までの
模試と同じように解きました。
しかし、センターの自己採点をしたと
き言葉を失ったそうです。
なぜなら、自己採点の結果が今まで模
試でとったことがないような低い点数
だったからです。
結局、彼は浪人して予備校に通いまし
た。100万円ほどのお金を払い、一年
後、早稲田大学に進学しました。
本当であれば、彼は十分に希望の大学
に進学できる学力を持っていたはずで
す。
模試の成績で大学に進学できるとした
ら、絶対に浪人なんてすることはなか
ったでしょう。
本当に勿体ないことです。全国でも
トップレベルの学力の人が、なぜ、
浪人して予備校に通うことになったか
これは決して、センターで調子が悪
かったからとか、偶然ということで
はありません。
これから、その理由をお話しします。
これを読めば、なぜ、学力が高い人
でもセンターで失敗するのか、その
理由がわかります。
知っているか、知らないかだけで、
大学に進学できるかどうかを左右する、
あなたにとってそれくらい大事なこと
です。
逆にこれを読まないまま、センター試
験を受けることになってしまうと、ど
んなに学力が高くても、失敗してしま
います。
本番は一度だけです。
模試でどんなに点数が良くても、セン
ターで失敗すれば、大学には入れませ
ん。
逆に模試で50%以下しか点数が取れなく
ても、センターで点が取れたら、大学
に進学できるのです。
「模試の点はよかったんだよ！」
なんてセンターが終わった後に
言っていたらかっこ悪いですよね。
「センターが最高点だった」
と言える人のほうが絶対いいです。
前置きが長くなりましたが、いよいよ
センター試験で失敗する理由を言います。
模試で点数がいいけど、センターで失敗
する人は、共通点があります。
それは、センターの秘密を知らない、と
いうことです。
真面目に学力をあげようとする人は、セン
ター試験そのものがどんなテストかを知ろ
うとしません。
「そんな事より、単語を一つでも多く覚えた
方がいい！」
と言って、ひたすら学力をつけようとします。
学力をつけることはとてもいいことですが、
センターは学力だけでは解けないんです。
じゃあ、模試はどんなテストでセンターは
模試とどう違うのかについて、説明してい
きます。
ずばり、問題の作り方がセンターと模試では
かなり違います。
具体的には”選択肢のつくり方”が模試と
センター試験では違います。
だから、問題に慣れていない受験生は戸惑う
ことになるのです。
模試は比較的わかりやすいストレートな問題
になっています。
5つから4つの選択肢の中から、正解を選ぶとき、
正解とその他の選択肢で違いがはっきりしてい
ます。
だから、間違えていても納得できますし、実力
通りの点数が出やすいのではないでしょうか。
しかし、センター試験の場合は違います。
センターの場合、受験者を惑わせるような、非常
に性格の悪いひねくれた問題が出されることが
多々あります。
例えば、記号の順番を紛らわしくしたり、選択肢
の中に、正解と似ている誤答を並べて、どれが
正解かわからなくします
だから、模試を解いた時の感覚で、センター試験
を解いてしまうと実力以下の点しか取れません。
自己採点をしたときに、今までの模試と
あまりにも違う点数に、ショックを受けます
”センターと模試は違う”
このことを絶対に忘れないでください。
模試でよかったからと言って、センターで点が
取れることにはならないんです。
いくら練習ですばらしいプレーができたとして
も、試合でそれを発揮できなければ意味があり
ませんよね
センター試験は、問題のいたるところに受験生
が点を落とすように、罠が仕掛けられています。
例えば、どちらが正解かわからないような紛ら
わしい選択肢だったり、正解らしくない選択肢
が実は正解だったりします。
しかし、ひっかけ問題に対し、慎重になり過ぎ
て時間を使ってしまうのは避けたいことです
しかし、これからこのブログでお伝えすること
を読み、実行していくことで意地悪な問題が出
ても余裕で解けます。
5分も10分も早く、そして正確に問題を解ける
ようになります。
今回の話はここまでです。
ありがとうございました。次回も楽しみにして
いてください。