
チケットとってたのはこっちが先でしたけどもね(^^)
風間俊介くんが観たくて取りました

俊介くんは演技が上手くて金八先生の時から好きですが
うちの長男息子に似ているのです

なのでより親しみを感じてしまうのです

まあうちの息子はがたいがデカいので俊介くんをごっつくした感じですwww
では、本題。
ストリーは2003年イラク戦争。
空爆によって破壊されたバクダッド動物園。
ベンガルタイガーの檻を警備してたふたりの若者兵士トムとケヴ。
トム(谷田歩)がふざけてトラ(杉本哲太)に餌をやろうとして右手を噛みちぎられ、ケヴ(風間俊介)がパニックになり焦ってトラを射殺。
その殺されたトラがなんと幽霊になって自分を射殺したケヴに取りついてしまう。
その後、取りつかれたケヴは精神に異常をきたし自分の手を切り落として自殺。
そしてそのケヴも幽霊となって最初にトラに手を噛みちぎられ義手となった元相棒のトムに取りつくのだった…。
この舞台とてもシュ―ルです。
トラ→ケヴ→トムと次々幽霊となって取りつくというこの連鎖にゾッとしました。
だけど最後まで息つくことなく舞台に引き込まれた。
俊介くんの正気と狂気の狭間の演技がとにかくすごくて圧倒されました。
戦争によって追い込まれていた精神がこの事件でさらに狂気へと誘っていったのか。。。
しかし、2幕の幽霊になってから
あんなにも粗野だった彼が、落ち着きアラビア語まで(幽霊になって覚えたらしいw)話せるような理知的人物に変わるのも面白かった。
なんにせよ
俊介くんのあの迫真の演技があんなにも間近で観れてよかった。
やっぱり俊介くんの演技はとても好きです。
そして、杉本哲太さん。
トラの役という事でどんな感じなんだろう?と思ったら狂暴さはまったくなく2本足で立って歩いて、トラの生き死にを哲学的に独白したりする。
着ぐるみ着るわけでもないのにトラとしてちゃんと存在していてなんの違和感も感じない哲太さんの存在自体が流石です。
他のキャストのみなさんも実力者の役者さんで見ごたえのある舞台でした。
ちょっと気味悪かったのはフセインの息子のウ―ダイ(栗野史浩)
_<)
身体に無数の銃の跡…穴があり(射殺)兄弟の生首持っています。いろんな意味で欲望の象徴的感じがしました。
いちばんまともな人物そうだったム―サ(安井順平)も妹のことがあったりで病んでいたのかなぁ。
最後が私にはよくわからなかったのでもう1回観たかったかも。
