
そうしたら、そのお母さんはとっても喜んで、事あるごとに、ドーナツやら、トルティーヤ(とうもろこしの粉でできた、クレープみたいなものです)を差し入れしてくれるようになりました。ちょこちょこおすそ分けもらうんだけど、それがハンパなくうまい

そんなある日、その人がボスに「モーレ チキン」をつくってきました。
ボスは昔何年かメキシコに住んでいたことがあったんだけど、「メキシコにいた時に食べたのも入れて、今までで一番美味しいモーレだった


私も食べたいし~

モーレというのはメキシコ料理に使うチョコレートのソースで、実は私の大好物。
ほろ苦ココアにスパイスが効いて、んー、たまらん

だんはんは嫌いだし、Cちゃんも(メキシコ料理?どうでもいいし・・・)って感じなので、長ーいあいだ遠ざかってたんだなー。
で、私はひらめいた

「お金払うから、作って持ってきてくれないかな

そしていよいよ今夜、伝説のモーレが私のもとにやってきた

子供達をクラスに送ってきたその人が、仕事場に届けてくれたのだ。
たっぷり2人前はあって、お値段たったの$10


しかも、サフランライス(みたいな、黄色いご飯)がついてくる。
何という良心的な価格設定

ドーナツも頼んだんだけど、ドーナツとパンを勘違いしたらしく( 「ドーナツ」とよく似た名前なんだって。なんだったっけな?)、大量のパンがやってきた。
でも、そのパンも馬鹿うま

その人の子供のひとり、お兄ちゃんに、「あなたのお母さん、お料理上手でいいねえ。君は幸せだね。ラッキーだよ

かーわーゆーいー

パンはお腹がすいて、仕事中にみんなで食べちゃったし、肝心なモーレもわふわふ食べちゃって写真撮るの忘れちゃったよ


今度はドーナツと、タマレス(うーん、とうもろこしの粉と、お肉やら魚を何かの葉っぱで巻いて蒸してある食べ物です。ちまきみたいな)頼もうっと

今度は写真撮るでー。
生き残ったパン2つ。明日の朝ごはん楽しみだなー
ふすまパン

