ある日のレッスン日誌2
Nさんのレッスン
(小学校高学年 レッスン歴:一年未満)
★準備運動:バーナム
ほとんどの生徒様に何かしら準備運動になる本を与えています。
バーナムシリーズはよく取り入れています。ですが私のやり方の問題もありますが、曲によっての好き嫌い、やりやすい、やりにくいはあるようです。
Nさんはドレミは読めるのですが、左手のドレミの時と、音が跳躍する際に譜読みを間違えたり、外しやすいので、そこを丁寧に直しています。ひとつひとつの動きの意味や、それにあった手の形や弾き方について、ゆっくり指導しています。Nさんは高学年なので、苦手な所も、必要性を理解してトライしてくれています。
★曲:かっこう(ピアノ弾けるよシリーズ)
彼女にとって、はじめての本格的な両手の曲であり、なかなか両手奏に苦戦しています。
片手はできるのに…なぜかぎこちなくなってしまいます。よくあるパターンです。
ドソソドソソ…の伴奏。
左手ドのみ弾いて両手、
また左手を全てソにして両手
で弾いてみる
など、左手部分を噛み砕くような形で両手奏に持っていきます。
片手は出来ているので、この場合、片手に戻す必要はないと感じていますが、
後に片手の際に、右手のみの練習のときのテンポ、左手のみの練習の時のテンポが違うことがわかり、最終的にテンポを揃えることで、本人としては曲全体の雰囲気を掴むことができたような印象でした。
(写真は次に挑戦した「やまのぼり(チェルニー)」に変わっています)
★ワーク:
右手ド〜ソまでの確認。
書いたり読んだり。
数種類の休符の長さの確認。
口数少ないが、とても正直な生徒さんです。
手先が器用で柔軟、粘度細工が趣味ということもあり、タッチが繊細ながら正確さがあり、多分ピアノで弾いたらとてもよい音だろうなぁー(御宅は電子ピアノ、こちらとしては、なんと勿体ない!の気持ち)といつも思いながらレッスンしています。
その後のレッスンで徐々にスムーズになり、
かっこうは合格!
親御さんからも「両手奏が思った以上に難しい」とのご意見をいただき、この後、一冊追加することにしました。
なるべく左手が簡単なもので、両手奏に慣れるための曲集を取り入れることになり、両手で違う音、動きに慣れるように促していくことにしました。
今では自然に両手の練習に入れるようになりました。
私としては、最初の段階でのテキストのチョイスミスかな…と落ち込んだこともあったのですが、10人いれば10とおりですし、テキストの種類も膨大な数があります。
テキストのチョイスは…
多くのテキストを知っていても上手に使えなければ意味がないし、
同じテキストをどの生徒様にも何十年も使い続けていることがいいか、悪いか、ということも、かなり判断の分かれるところではないかと思います。
当教室の体験レッスンでは、
レッスン全体の流れについて、
使用予定のテキスト、テキストの内容や意図について
テキスト以外の取り組み(音符のカードやリズム打ち、うたう、など)について
ご納得いただけるまで説明させていただきます。
ですので実は体験レッスンが一番、滞在時間が長くなります。
お忙しい保護者の皆様にはそこでしか、ゆっくりとお話しする機会がないことが多いです。
ぜひ体験レッスンで、ご自身やレッスン生についての思い、ピアノレッスンについてのご意見などをお聞かせ下さいませ。
お問い合わせ
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カッコは外してご利用下さい
ある日のレッスン日誌1はコチラ
http://s.ameblo.jp/manatee2015/entry-12193335237.html