難しい問題です。
これは宗教戦争のような側面もあるのですが、今回米国の世界への影響力の低下が著しいことが明確になってしまい、今後の世界のリーダー争いがしばらく続きそうですね。
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緊迫するシリア情勢が議題となった20カ国・地域(G20)首脳会議は6日午後(日本時間同日夜)、2日間の討議を終えて閉幕した。閉幕後に発表された首脳宣言にはシリアに関する言及はなかったが、日米など11カ国はシリアのアサド政権に化学兵器攻撃の責任があるとの認識を示し、「強力な国際的対応」を求める共同声明を発表した。
ロシア大統領府高官によると、プーチン大統領とオバマ米大統領は同日、急きょ約20分間会談。プーチン大統領は記者会見で、オバマ大統領との会談ではシリア問題をめぐって互いの主張に耳を傾けたと述べながらも、直接会談で歩み寄りがなかったことを明らかにした。
プーチン大統領は「シリア反体制派が外国の支援を得るために化学兵器を使用した」と主張。シリアが攻撃された場合、アサド政権を助けると明言した。また、G20のうち▽攻撃賛成派は米、トルコ、カナダ、フランス、サウジアラビア、英国▽反対派はロシア、イタリア、インドネシア、国連など―だと説明した。
1日目の夕食会はプーチン大統領の提案で、各国首脳らがシリア情勢を特別に議論する「サミット」となった。5日午後10時(日本時間6日午前3時)すぎから日付をまたいで約2時間45分、国連の潘基文事務総長と15カ国首脳が立場を表明。オバマ大統領は軍事介入の目的は体制転換ではないと述べ、理解を求めた。安倍晋三首相はブエノスアイレスでの国際オリンピック委員会(IOC)総会出席のため中座し、発言はなかった。