中国大手検索サイト百度の掲示板に「日本人は交通規則を守るが、それが逆に慣れない」というスレッドが立てられた。日本在住と思われるスレ主の主張について、中国人ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
日本では歩行者と自動車では歩行者が優先されるため、自動車はたとえ、歩行者側に問題があると思っても道を譲ることがルールだ。一方の中国も歩行者が優先と定められているものの、日本人からすればまるで交通規則など存在しないのではないかと思うほどマナーは悪い。
スレ主は日本で自動車に道を譲ってもらうことに慣れ、信号が青になったら左右を見ずに道を渡るようになったという。問題は、帰国後だ。「日本のマナーの良さに慣れて中国に帰ったら、1カ月以内に車にはねられてしまう」と心配した。
スレ主の心配は、決して「杞憂」ではないと書き込んだユーザーがいた。「帰国してみれば分かるよ。オレの場合、帰国してからの数日間で、車にはねられそうになったことが何回あったか。自動車が道を譲ってくれるものと思って歩き始めたら…オレの優れた反射神経で難を逃れたがな」という。まるで武勇伝のように自分の経験を披露した。
中国の交通マナーについて「なんでそうなるか」と分析した書き込みがあった。「中国人は(道を歩いている場合)、他の人が赤信号で渡っているのを見ると、立ち止まっている自分が損をした気分になるのだ」との見方を披露した。
改革開放以来、社会の「勝ち組」と「負け組」で大きな差がついていることも影響してか、中国人には他人との比較で「自分は損をしたくない」と思う気持ちが強くみられる。「損したくないから、赤信号を次々に無視」という見方は、なかなか鋭い意見と思える。
日本では、ちょっと考えにくい「驚くべき」意見もあった。「中国の運転免許はだいたいコネや裏口を使って取得するものだからね」という。
この意見によると、中国では正規に運転免許を取得したドライバーは少なく、マナーが悪いのは「理の当然」ということになってしまう。「まさか」とは思うが。
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中国での交通マナーはひどいものですからね。
それに、免許証は買う人が多いので。(特権階級)お金で何でもすむ世界ですからね。