クラシックレンジローバー(以下クラシック)購入のガイドとなる本の紹介。


The Essential Buyer’s Guide


レンジローバー の著書が多数あるJames Taylor氏による大変参考になる記載満載。

Amazonで購入可能


過去、二台のクラシックでは困った経験がいくつもあった。この本には、その苦い経験=『クラシックあるある』が沢山記載されている。


私が購入した一台目の1987年式の平行輸入車は特にボロかったので、運転席のカーペットの下遮音材の下に水が溜まっていて錆びていたり(なかなか気づきにくい場所なので、手当てが遅れ、ついには床が抜けた)、アルミと鉄のボディパネルの合わせ目が『電食』で錆びたり等、鉄製のガソリンタンクが漏れたりと、思い出深いトラブルが記載されている。


最近は、クラシックの値段も高騰しているので、『外装だけピカピカ』だが、『中身はボロボロな車』を掴まされない為にも、高くないこの本を読んで置いた方が良いと思う。


備忘録として、日本語の意訳を記載する。


<内容抜粋>
◇マイナスポイント
・V8ガソリンモデルは、燃費が悪い
・パネル(外板)のギャップが大きく、クラシックカーに相応しくない
◇プラスポイント
・ほとんどのメンテナンスはDIYで可能
・良い個体を選べば、維持費もさほどではない


◇見つけやすい部品

・メカニカルな部品は殆ど手に入れられる

・さらに、ボディシル、下側のDポスト、フロントインナーウイングは、再生産されている

◇見つけにくい部品

・ボディパネル、特にボンネット、テイルゲート、フロアパン


◇どのモデルを選ぶか

・CRRは、26年近く生産された

・初期の2ドアモデルが最も高価

 しかし,うるさくて、機能が少なく、実用的でない

・ディーゼルモデルは経済的で今だに良い値段がついている

・最もCRRらしいのはV8エンジンで、ラグジュアリー


◇実車を見に行く時の道具

・磁石 修理跡を探すが、塗装を痛めない様注意(パテ、ファイバーグラスで修理していると磁石は付かない)

・ドライバー サビなどの状態を見る(強く突くと穴が空くケースあるので、注意)

・汚れても良い服装

・鏡付きのスティック

・デジカメ(スマホ代用)

・懐中電灯(電池あるか要注意)ホイールアーチ、車の下側を見る時に使用

・(必要なら)メガネ 書類のチェックは重要。過去の故障を読む

※エンスーの友達 セカンドオピニオンは常に有用


〜続く〜