旅の思い出として写真を撮る人は多いけれど
印刷してアルバムにしている人は
少ないのではないだろうか。
スマホでいつでも見れるし
それこそ膨大な枚数があり
どれを印刷するか選ぶのも大変だ。
それがこの夏、旅ノートというものに出会った。
もれなくあゆみさんの紹介である。
旅ノートとは
切符やパンフレットなんかの紙モノ
写真などを貼りつけて、感じたことなども
一緒に書き留めておくノートである。
めんどくさそう、が第一印象だったが
同時にワクワク楽しそうな気配も感じて
試しに家族で行った
大分旅行の旅ノートを作ってみた。
結論、楽しかった。作って良かった。
切り貼りする作業は元より
この時こんな事あったんだよね~を
振り返りながら書いて行くのが
旅をリプレイしているようで
もう一度旅行した気分になれた。
その瞬間は失敗した!と思ったことも
終わってみれば悪くなかったなんてこともあり
道中とはまた視点の違う楽しさを感じた。
旅行から1ヶ月経つが
読み返すたびに鮮明に思い出される。
私が旅ノートで思い出に浸る一方
子供たちは毎日のように動画を見ている。
要所要所で夫が撮影した
数分の動画が20本ほどあるのだ。
特に3歳になった下の子は
動画を見るのが楽しいらしく
全く飽きる様子を見せない。
動画はテレビに映して見るので
視力低下が気になりモンモンしていたが
子供たちにも旅ノートみたいなものがあれば
いいんじゃないか?と思い
子供たち用にアルバムを作ることにした。

そしてつい昨日、そのアルバムが届いたのだが
開いてみて愕然とした。
確かに旅行の思い出は詰まっていて
記憶に蘇るのだが
思い出せる範囲や深さが旅ノートとは全く違った。
文字量が比例しているのは間違いない。
旅ノートは感じたことなんかを
それなりに書いてるが
アルバムはどこに行った、何があった、程度の
一言コメントがポツポツとあるだけだ。
よっぽど印象的な出来事でないと
楽しかったね~とサラッと振り返って
終わってしまう。
子供たちも一通り目は通してくれたが
動画を見ると言い出した。
とはいえ子供たちはまだ字が読めないから
旅ノートばりに文字を書いたとて
結局動画に負けるような気もする。
たかがアルバム、されどアルバム。
たくさん写真があるほうが
思い出せることも多かろうと
コメントは最低限にしたが
ある程度、文字情報がある方が
記憶を掘り起こすようだ。
上の子の通う保育園は
卒業アルバムを保護者が作ることになっている。
卒アル担当に一言申し入れしておこう。
写真ばかりは面白くないですよ、と。