ピーター・バラカンさんの番組を聴いていたら、従兄と同じ名前・同じ地域の投稿者がいて、この半年で3回くらい読まれていた。なかなかの洋楽ファンだ。従兄だと思ったので、その度に(詳しいなあ、今度電話してみよう)と考えていたのを先日実行した。

 四十数年ぶりに会話した従兄は、十歳近く上だけと声に艶があって元気いっぱい。短い距離のトライアスロンをしたり、通勤で20キロを電動アシストのママチャリで通ったりと、鍛えているとのこと。

 バラカンさんの番組に投稿してくれた同姓同名の方のおかげで楽しく会話ができた。

 一方海外に赴任が長く、ここ十年は連絡取れていない友人がいる。どうしてるんだろうかと、高校の同級生と話すこともしばしば。
 それがなんと、いつの間にか結婚していて子供は小学生がいるそうだ。久しぶりに実家を訪ねたところ、家族の方が出てきてそんなことを言われた。どうやら海外の赴任先で巡り会った人と結婚したらしい。子供が学校に通っているのでなかなか返ってきません、とのことだった。

 いやあ驚いたが、心の底ではそんなこともあるかなと思っていたようで、目を丸くしてとか、大声を上げるとかではなかった。水くさいやつとも思わない。連絡がとれなくなって長いと、日常から外れてくる。ただ、熊本に帰省したときくらい会いたいと思う。

 週末は父の十三年法要を行う。本当は父を知る親戚に声を掛けてなんだろうが、コロナ以降人を集めてという感じでもなくなっているし、よばれる方もいろいろたいへんだろうから、私と妻と母の三人にした。人が寄ればいろんな話が聞けて、それなりに集まる甲斐があるのだが。きっとこんな風にして、親戚づきあいも距離ができてくるのだろう。

 積極的に動けば、まだ反応する人はいる。それがなくなるまでは仕事ができるのだろうと思う。(了)