今日はバーンズレイクの病院へ行った。
その前にスーパーへ食材の買い物へ。
巨大なカートを歩行器替わりに歩く。


広い店内には豊富に食材がある。
妻はどこに何があるかを把握していて、
1年前に来た時より慣れたなぁと振り返る。
どこに何があるのかを、ドキドキしながら
買い物した、あの日の感覚はまだ覚えている。


1週間分の食料を買い込む。
スーパーに1週間行かず、
何を作るかを想像しながら買うのにも、
妻は慣れた様子だ。


レジに行った時にも戸惑った記憶が懐かしい。
「この棒はなんだ?」
「どうやって使うんだ?」

前の人を見ていると、
「区切り棒を置けば、自分のカートの物をベルトコンベアの上に置いていいのか!」
と気付いた。

この棒を自然に置けたのも慣れた証拠。


袋詰めをする時もそうだ。

レジのお兄さんがバーコードをピッと押し、
袋詰めレーンのベルトコンベアに置いてくれる。

昔は、
「遠くまで手を伸ばしても、届かへんやん!」
「ベルトコンベアを押してくれよレジスター!」
って思ってた。


気付く、自分側にあるスタートボタンを、
自然に押して、ベルトコンベアを進めていた。

そういえば、このボタンを知らずに、
隣のレーンで袋詰めしているお兄さんが、
クールに押してくれたなぉと、
1年前のことを思い出す。

それが勝手に身についていて、
身体が自然に反応していることに、
おもしろさを感じた。

何もかもわからなかくて、
戸惑った日々が懐かしい。

帰国日が決まると、
逆にいろいろなことが、愛おしくなる。

そう考えると、
慣れるって、めぐりめぐって、
自分を愛すことになるのかな。
(父)


今日は1人だった。
なぜならお父さんとお母さんは、
病院に行ったからだ。(お母さんは介護)
だからぼくはほぼ1人だった。
そして今日はスペリングテストがあった。
ぼくは5問中5問正解だった。
嬉しかった。
でも少しだけ寂しかった。
(息子)