複式学級(2学年合同)が多いカナダの
地方の学校。
英語、算数、体育、コンピュータ、
プログラミング、読書、アボリジニー
の教科は、ほぼ毎日あります。
しかし、理科、社会科はまとめてやる感じで
この時期集中して取り組んでいます。
家庭科、図工、音楽、道徳はありません。
総合はプレゼンという形で、
テーマを決めて個人で発表します。

さて、この時期はサイエンスシーズンで、
生徒それぞれに調べています。

息子は日本で言えば5年生なので、
日本の5年生の教科書を持ち込んで、
さらりと学習しています。

5年生の学習の中に、生命の誕生という
内容があり、メダカの成長を学びます。


メダカはカナダの学校にはいませんが、
代わりにサーモンを育てています。

そこで息子を水槽に連れて行き、
「オスとメスの区別の仕方を調べてみて」
と伝えました。


観察とは、よくよくよーく観ること。


たくさんの卵から育った稚魚が、
元気に泳いでいます。


メダカの学習を生かして、
オスの背びれに切り込みがないか、
必死に探す息子。

「えー、どっちがオスかなぁ…」
ぶつぶつつぶやきます。

「動きが早いんだよなぁ」

「わかんないけど、これがオスっぽい」
「背びれわれてる!ん?けど全部われてるな」
「うーん」
「答えは?」
と聞かれ、
「すぐに答えを求めてはいかん。」
「で、答えは?」
「…」
「知ってるんでしょ?」
「…」
「えっ?」
「実は、答えは俺もわからへん」
と伝えると、
「なんだよ!」
と怒っていました。

ぼくも30分は見続けたけど、
まったくわからず、
ネットで調べ続けても、
答えがありませんでした。
誰か知っていたら教えください。

たぶん、サーモンの稚魚の状態では、
オスメスの区別は難しいのだと思う…
と息子に伝えると、
「ふーん、でも、俺はこいつがオスだと思う」
と根拠なく言っていました。

観察している様子を見ながら、
小さい頃から息子は、
水族館が好きだったなぁと思い出しました。
こんな経験が2人でできたのも、
カナダに来れたおかげ。

生意気盛りですが、まだ遊んでくれるので、
うれしい時間でした。
(父)


「残りの時間でカナダでやりたいこと」

1.体育をもっとしたい。

2.クロスカントリーをしたい

3.キッチンのヘルプを頑張りたい

4.英語の勉強をがんばる!

5.グランナイル(この村)を楽しみたい。