今朝は街の病院までお出かけ。

村のバスドライバーは、
めちゃくちゃ優しい。
家の前までお迎えに来てくれて、
背骨が悪いぼくをいたわってくれる。
助手席に乗せてくれ、
リクライニングも倒せる。


視界の悪い雪道も、
気にせず安全運転してくれる。

1時間強の運転もへっちゃらな、
優しくて強い紳士なドライバーさんだ。
たぶん70歳を超えている…
いたわるのは、ぼくの方なのに、
怪我人のぼくは何もできなくて歯痒い。


助手席の景色は最高で、
大量の木材を運ぶトラックによく出会う。
薪ストーブ文化の北米の街は、
焚き木が必須なわけだ。


小麦を運ぶ列車も見られた。
この長い長い貨物列車は圧巻だ。

病院では、今後の治療方針を決めた。
CTの結果は大きな問題はなくて、
よかった。

奇跡の日本人ナースがサポートしてくれ、
今回も無事に診察を終える。

帰りにスーパーへ行き、
妻からの注文品を買う。


スーパーへ行くのも、
事故前以来なので、3ヶ月ぶり。
買い物も手伝ってくれたあゆみナースに、
感謝感謝だ。
しかし、歩くスピードが、
ものすごく遅くなったことに気付く。
妻と息子はいつもぼくのペースに、
合わせてくれていたから気付かなかった。

痛みをこらえながら、
買い物をして、無事に帰宅。

バスドライバーは、荷物を全部運んでくれて、
本当に申し訳ない。

はじめての半日ひとり旅。
自信がついた反面、
無力な自分にも気づく。

少しずつ少しずつ治していくしかない。