病院の先生から出されたお薬は2種類。

12時間もつ痛み止めと、
4時間もつ痛み止め。



名前は、ヒドロモルフィン。

先生は、痛ければ種類一緒に飲んでもいい
とは、言ってくれる。

飲めば、身体のあるゆる痛みがなくなる。
魔法の薬だ。

それだけに、慎重になる。
ネットで調べ、副作用も知る。

ナースさんに教わった通り、
便秘がちになるのが副作用。

バンクーバーの入院中の坐薬の思い出が
つきまとい、便には繊細なぼく。

だから2日に一度は、トイレで、
30分ほどこもって自分の腸と闘う。
汗だくになって、一安心。
入院中は、プルーンと排便誘発剤が
あったので苦労しなかったが、
今はない。

便秘の苦労をするぐらいなら、
痛みに耐え、薬を飲まないのが
解決策だ。

そして、この薬は、合法的な麻薬と、
ネットには出ている。
特にがん患者さんの痛みを、
和らげるために、開発されたとも。

ケシの実は、アヘンを生成する禁断の実。

この実から出る白い液体を、
炙って吸うとアヘン(阿片)となる。
この阿片は、気持ちがリラックスできるが、
中毒性があり、吸いすぎると廃人になる。
中国を阿片で植民地にしようとしたのが、
イギリスで、それに反対したのが、
アヘン戦争。
そんな歴史的な背景をもつケシ。


それを、医療用にしたのが、モルヒネ。
(ぼくが飲んでるのもこの種類)

アヘンをさらに進化させたのがヘロイン。
ヘロインは完全にドラッグ中毒を、
引き起こす。

いい意味で、
たくさん勉強になった。
そして、自分の身体で実験もできた。

とりあえず、
12時間のロングアクティブは卒業する。
短時間のショートアクティブで、
痛みと便秘を相談してみる。

しかし、これ、悲しいかな…
痛みを取るために飲みたくなるんだなぁ。