「ん?」という記事が。
厚生労働省が出したポスターだ。
吉本新喜劇の元座長の小藪氏が
植物人間状態の中、独り言を吐露している。
このポスターが、
ガン患者を連想させたり、
医療現場に貼ったりするのは、
不謹慎という抗議が高まり、
自主回収する運びとなった。
費用約4000万は、税金だ。
捨てるなら、教材にするから欲しいと思うのは
ぼくだけなのかな。
「人生会議」という知名度は、
この無駄にしたポスターで宣伝効果が
あったらしい。
妻に聞いたら、
「私は不快に感じたわ」
と言う。
なにしろ、ぼくも似た状態。
笑えないらしい。
じゃあ、どうならOK?
俳優ならOK?
写真のレイアウトが違えばOK?
セリフが違えばOK?
ポスターの目的は、
「大事な人が亡くなった後、
遺族の人たち同士がケンカに
ならないように、前もって話して
おくことをオススメします。」
だろう。
政府が啓発するほど、
こうしたトラブルが多いともいう。
先週、三途の川の入り口近くまで行った
ぼくとしては、あまりにタイムリーな話題。
もしもの時は、ドナー登録や、臓器提供に
サインしていることは伝えてある。
植物人間なら延命措置も辞めてくれとも。
残念ながら、
親のすねばかりをかじってきたので、
娘や息子に残してやれる遺産はない。
家のローンは、ぼくが死んだら、
残債は払わなくていいことになっている。
そう考えると人生会議は、
短時間で終わるな。
厚生労働省の廃棄するポスター、
誰かゲットしてくれないかな。