バンクーバーで手術しないこととなった
ぼくは、また帰りの救急飛行機の順番を待つ。
食事も少しずつ食べ始める。
30度ぐらいまでしか、
ベッドを上げれないので、
写真を撮って、どこにどんな食べ物があるか
を把握する。
朝食後、少し休んでいると、
この病院の経理担当の女性がやってきた。
内容を聞くと、
「あなたはプリンスジョージから搬送されてきたけど、IDもパスポートもない。日本で保険に入ってる?あなたがお金を持っているかどうかが心配なの。お金がないなら、他の病院に行ってもらうけど、どうする?この病院はバンクーバーで一番高い病院よ。今、クレジットカードは持ってる?
持ってないのね。じゃあクレジット番号は知ってる?せめて一泊分の料金を払ってもらわないと困るのよ。」とのこと。
しぶしぶ、クレジットカードの番号を教える。
しかし、背面の3桁とパスワードは、
普通教えるものではない。
だいたい名刺もないし、あやしいと思い、
辛かったけど、言い返した。
すると、
これを写真に撮れと言う。
今日の宿泊費だけしか、
引き落とさないから!
と、言うので、仕方なくパスワードを教えた。
1時間後、戻ってきて、
レシートをくれた。
一泊30万!
さらに、
緊急救急飛行機片道860万円。
これ以外に治療代、薬代などなど、
恐ろしい金額がかかると言う。
ぼくは、海外旅行用に保険には入ったが、
この後の治療費も含めて、
払えるのだろうか?
概算見積もりで2000万はかかりそう…
みなさん、海外に行くときは、
必ず保険に入っておきましょう!
そして、ぼくはいつプリンスジョージに
戻れるのだろうか?