毎日トロントを満喫していた反動かどうかはわからないが、久しぶりに凹んだ一日…。英語が話せないって、こんなに辛いのかと反省しまくった。
朝、6時に起き、空港近くのレンタカー会社までバスを乗り継いで到着。
明日からの旅行でレンタカーは必要なので、前もってネットで予約しておいた。
レンタカーの金額を検索してくれるスカイスキャナーで検索すると、Holiday Autosというサイトに行き着く。
そこからトロントの空港そばにあるROUTESというレンタカー屋のレンタカーを予約した。
値段が他社よりも2.3万安い。
その分空港から遠い。
日本にもそういうレンタカー会社はある。
「まぁ前日に借りるから、値段重視でいいや。」と思っていたのが失敗だった。18日間借りても66000円だったし。
レンタカー会社のROUTESに時間より早めに着き、列に並ぶ。
笑顔で挨拶したが、
黒人のおばちゃんが無愛想に対応。
まぁ慣れてるからいいや。
簡単な英語でのやりとりの後、
「ところでどこに行くの?」
「少し遠いけど、プリンスエドワード島に行こうかと…」
「はぁ?それなら貸せないわ!」
「なんでなん??」
「プリンスエドワード島までトロントから片道1800キロよ。ふざけないで!」
「えっ?だから、距離無制限で予約したでしょ?バウチャー見てよ!」
「はぁ?知らないわ!うちの会社はオンタリオ州内が距離無制限よ。他州に行くなら貸せない!」
「なんで?そんなこと、どこにも書いてない!それに、もうホテルもツアーも予約してる。だからなんとか助けてよ!」
「あっはっは!ホテルとか予約してるんだって?この日本人うける。ねぇ、聞いた?(隣の受付のお兄さんへ)」
「ははは(お兄さんの乾いた笑い)」
「まじでウケるんだけど…」
ここで食い下がるわけにはいかない。
「いやだから、なんとかして欲しんだけど」
「じゃあ、あなたが契約したHoliday Autosに連絡すれば?」
「連絡先は、このROUTESの店の番号しか知らないよ」
「まったくもう…じゃああそこに座ってて!ほかのスタッフが対応するから」
そこから30分…
なんの対応もされず座り続ける…
その間、店は混んでるので、
いろんな人が出入りする。
ぼくと同じように、黒人おばちゃんの指示で、待合室に座らせらる人も…
「この人もなぜ借りれないんだろう?
めっちゃ怒ってるな。」
1時間待った。
ぼくの存在すら忘れてる可能性が…!
もう一度受付へ。
「あの〜…」
「はい、ここ!この場合に連絡して!」
「いや、あなたがかけてよ!英語自信ないし。」
「もうなんなのお前!わかった!すぐ変わるから、お前のスマホでかけたら、私が出てあげる!」
なかなか繋がらない…
しびれを切らした受付おばちゃんは、他のサイトを調べて、ここにかけろと言う。言われた通りかけると、受付のおばちゃんが変わって話し始めた。
どうやら貸せないアピールがハンパない。
電話のオペレーターもタジタジ。
ぼくも話す。
何を言ってるのかわからないが、どうやら、他の会社でレンタカーを探すから、待っててとの指示。
保留したままにすると、ごめんなさい、空きがどこもないから貸せないとのこと。
もう疲れ果てていたので、わかったからキャンセルさせてくれと頼むと、キャンセルもできないと電話口で言っている。
これは推測だが、電話オペレーターはカスタマーセンターだからキャンセル手続きができないのだろう。じゃあどうしたらいい?と聞くと、今、メールを送ったからそこからやりとりしてほしいとのこと。
あー疲れた…
まじで全然英語がわからない。
今までわからないなりに、楽しんでこれたが、ここまでトラブルになると、頭パニック!
しかし、66000は捨てられない。
電話しながら、メールが来ていたことを確認したので、仕方なくレンタカーを借りるのはあきらめて帰ろうとした。
黒人おばちゃんに何か言ってやろうと思って不満顔で近付くと、
「文句があるならここに連絡しろ!」
と渡されたメモがこれ。
customer@yahoo.ca
はぁ?
こんなアドレスあるのか?
フリーメールやんけ!!
どこまで舐めてるんや?
もはや、さっき電話で話したオペレーターも仕込みの詐欺か?
何がなんだかわからないが、なんとしてでも借りてもいないレンタカー代66000円を取り戻す!
めちゃめちゃ凹んだ午前中だった。