この学校に来て、すごいなぁと
感じるのが、ベテランのおば様
サポートティチャーの力。

ミス.ダッフォルトさん
優しさと厳しさをあわせもつ
肝っ玉母ちゃん。
アボリジニーの文化をたくさん
知っている。

ミス.ガーデナーさん
眼光するどい大きな女性。
アボリジニーの言葉も
教えてくれる。
子どもたちも一目置く存在(^^)

ミス.ウイリアムさん
78歳とは思えないスーパー先生。
ぼくらがやる日本の授業に、
ものすごく興味をもってくれ、
一緒にやってもくれる。
アンテナの高さと、機敏な動きを
あわせもつ。
38歳で正規の先生になり、
25年この学校で小学生に教えてきた。
もはやジェダイ中のジェダイ!
彼女はリタイアしたので、
サポートティチャーだが、
免許があるので一斉授業もできる。
3人の担任が休んだ時は、
代理を任される。

あと、
ミス.ベルさん。
入院されたので今はいらっしゃらない。
彼女も素敵な先生だ。

この4人の先生は、
交代で朝食、昼食、個別対応、
授業準備、片付け、
休み時間の看護、丸つけ…
なんでもする。
アンビリーバボな活躍だ。

このサポートティチャーになるには
3ヶ月ぐらいの実習を受ければ、
教員免許をもっていなくても、
なることができるそうだ。

個別で教えることはできるが、
正規の先生のように、
一斉授業はできない。

このベテランの力は偉大!
人として学ぶことも多い。
子どもの看取りもステキ。

子育ても終わっているので、
器量と温かさがハンパない。

給料をいくらもらっているのか
わからないが、日本にも、
この制度をつくれるといいのにな。

もう、1人の先生で40人の生徒を
預かるのはどのクラスも限界がある。

先生たちの中には、
クラスにベテランがいると、
やりにくいと言う人もいるだろう…

けど、学級王国はなくなるし、
子どもたちのケアは深まる。

元先生じゃない人の経験値は
価値観を広げるいい機会だ。

60歳以上の力は
日本にもまだまだあると感じるから!