今朝登校すると、低学年の子が
何か電子黒板に向かってやっている。
登校したら、
画面をタップするようだ。
そして、一応自分の名前もノートに書く。
ハイテク!
これで出欠確認!
先生が出席をとったり、
朝の会をしたりしない。
けど、今日は別だった。
高学年に行くと、
Circle timeという朝の時間があった。
担任の先生2人が、
熱く何かを語っている。
内容が聞きとれないが、
とにかく熱く語っている。
ゲームばかりやってるのではなく、
残り2か月だから、それぞれの課題に
向かってがんばれ!
的なことを言っていたような気がする。
今日は5月1日。
残り2か月で夏休み。
7月8月は休みだから、
9月から学年が上がる。
上級生がまず見本を見せろ!
的なことを言っていた。
激の時間が終わると、
すぐにDPA!
これは毎日ある。
Dayly Personal Activityの略だそうだ。
要するに体を動かす時間。
ちょっとしたゲームを体育館でやる。
そして学習の時間。
45分という縛りはあまりない。
アバウトだ。
息子はそれが気になって、
仕方がない様子だ。
休憩の時間(スナックタイム)は、
10時から始まる。
これは決まっている。
ぼくは息子と文法と単語の学習
に付きっ切りでつきあう。
まぁ息子もよくがんばっている。
これを続ければ中2の内容まで
カバーできそう。
教えるこっちがギリギリだ。
がんばって勉強をしていると
スナックタイム!
フルーツはもちろん出る。
今日は育てているケールという植物の葉を
焼いた物も出してくれた。
おいしい!
休み時間、低学年と遊ぶ。
本当に元気によく遊ぶ。
いつもTJは鬼ばかりやらされる・・・
おかげでよく走れる。
チャイムが鳴ると、
子ども達は自然と戻る。
落とし物の光景はいつものこと。
そのあたりに上着を投げ捨てて
遊ぶのも、昔の日本では当たり前だった。
こちらの子は、どこでも投げ捨てる。
休みを挟んで数学の時間。
自分のワークが終わった人から
トランプで「31」のゲーム。
このゲームは、また別で紹介します。
午後には必ず、
Reading Timeがある。
いわゆる「読書の時間」。
35分かっちりあり、
基本静かに読書している。
これがとてもいい!
本が苦手な子は、
コンピューターが読み聞かせしてくれる。
ぼくは、5-6歳の絵本を
たくさん読んでいる。
これならだいたいわかるから。
そして、
今日も、
Aboriginal Educationの時間があった。
Aboriginalのダンスを、
高学年が低学年に教える。
高学年がとてつもなく優しい。
低学年にとっては、
みんなの自慢の先輩みたい。
すごくアットホームで温かい時間だった。
祖先を大切にする時間ってすごいなぁ。
アボリジニーの言葉を、
みんなで唱えるなんて、すごすぎる。
みんなで踊ったダンスはこちら。
ぼくも踊りまくって、足がパンパンだ。
最後は、やはり体育。
体育館で、サッカーをやる。
よく走り、今日もがんばった。
この学校の考え方として、
朝、DPAで身体を動かし、
気分をハッピーにして、
身体を起こす。
帰る前に、体を動かせば、
バスの中や家に帰る時、
いい気分で帰れるようになる。
これが理念だそうだ。
すごく素敵だなと感じた。
今の日本の小学校は、
学校に来たら、すぐ朝の会。
そして、モジュール・・・
もしくは、8:30~1時間目・・・
つめこみすぎの教科過多の教育だ。
Babine小学校は異色だとしても
東京の小学校は異色を通り越して
痛色な気がする。
昔の小学校は、
朝来たら、まず子どもたちが遊んだ。
帰りの会が終わったら、
一目散に家に帰り、
校庭に戻って遊んだ。
たくさん遊びまくるこの子たちは
日本でいう学力は決して高くないが、
心を豊かにする時間を過ごす力が
非常に高い気がする。
祖先を大切にし、
身体を動かし、
勉強はまぁちょっとはやるけど、
何に対しても優しく生きようという
概念が伝わってきて、
3日目にして尊敬の念が絶えない。
明日もまた何か教わろう。
「初めて低学年クラスに行った」
ぼくは、今日初めて低学年クラスに行きました。
なぜかというと、先生が「午後の勉強はむずかしいから、低学年クラスに行きなっ」と言ってくれたからです。
低学年クラスに行くと、パソコンや踊りなどをしました。
楽しかったです。
でも、最後は高学年のクラスにもどって、体育をしました。
いつもの通り、サッカーをしました。
2点も入れられて、うれしかったし、またやりたい。