ぼくがカナダの小学生に伝えられる

ことは、なんだろう?

 

演劇には長く携わってきたので、

ワークショップはできる。

 

けど、その前段階に、

紙芝居がいいかなと思っていた。

 

先日、紙芝居のアニマシオンに参加して

おもしろい紙芝居をたくさん紹介してもらった。

やはり、紙芝居は、小さな舞台なのだだ。

 

そして、

あの木の枠が必要!!

とワークショップで教わり、強くそう思った。

 

あの木枠の正式名称は、

紙芝居舞台と言うのだそうだ。

 

買うとお値段18000円。

いいお値段だ。

無職のぼくにそんなお金はない・・・

 

小学校に、何気なく置かれている

紙芝居舞台は、非常に高価なのだ!

みなさん、忘れずに!!!

 

図書館で借りてみると、

めちゃ重い。

 

これを買って、スーツケースに

入れるとなると、紙芝居舞台が

4分の1を占める。

これは問題だ。

 

そこで、軽い素材の木で作れないかを

考える。

ぼくは、100円ショップにある

プラスティック段ボールならどうか?

と思っていた。

 

めちゃめちゃ仕事ができる後輩に

「軽くて、しっかりした、それでいて、

 セパレートできる紙芝居舞台は

 作れないか」と相談する。

 

彼は、ふたつ返事でOKしてくれた。

 

さすが美大の学生。

あっという間に試作を作ってくれた。

木枠はプラスティックではなく、木製だ。

けれど、本物より軽い素材。

それを今日、茶色のスプレーで

塗り、仕上げてくれた。

扉は段ボールだから、

貼り付けるだけ。

それでいい。

あっという間の、

まさに、神技職人だ。

 

これで舞台は整った。

 

けれど、

紙芝居にも難点がある。

紙芝居自体が重いのだ

堅いボール紙だからだ。

 

これでは、大して運べない。

何度も言うが、スーツケースは

23キロが限界なのだ。

そこで、紙芝居を持っていく

作戦はやめることにした。

 

カラーコピーをし、

パウチして、

軽くする作戦に切り替えた。

 

重さを量ると、3分の1に減った!

やった!!

 

しかも美大の彼は、

パウチにもこだわりをもち、

反射しないパウチをプレゼンとしてくれた。

なんていいヤツ!!!

 

息子と1時間かけて、

4本の紙芝居を作った。

 

ここまでやったのだ・・・

たとえ、小学校でやる機会がなくても、

路上ライブでやってやる!!

 

もちろん、ALL ENGLISH!

息子は、拍子木の練習に大喜び。

 

舞台は整った!

 

軽くて、セパレートで、パウチ紙の

本格的日本の物語を、

カナダの子どもたちに伝わるかどうか、

こうご期待!!