仲のいい内科医のお医者さんが
「ぼくは患者さんには、薬をすすめる
けれど、ぼく自身は飲みません。」
という言葉が、忘れられず、
ぼく自身は、この10年近く、
薬を飲むことはない。
しかし、
だからと言って、
薬は持っていかないでいい!
とは思わない。
息子もいるし・・・。
そこで、
いつも家族がお世話になっている
内科に行き、相談。
気持ちよく、たくさん、
いろんな種類の薬を出してくれた。
そんなことできるのか?
と半信半疑だったが、
あっさりくれた。
ただ、
薬を買う場所は薬局。
待合室で、
元気いっぱい動き回る息子に
「だいじょうぶ?」
と声をかけ、
「お熱も、お腹もいたいのね・・・」
と説明を始める。
息子は、すこぶる無邪気だ。
ごまかしきれもしないのだが、
「あははは」
と、引きつりながら笑い、
薬局を出る。
お薬代は保険があるので、
無料だ。
薬局のお姉さん、
優しくしてくれたのに、
元気でごめんなさい。
もし、
この薬を使うことになったら、
今日の出来事を思い出すだろう。