10歳の息子もカナダへ行き、
現地の小学校に受け入れてもらう。
公立の小学校に入れてもらえる
ことが決まった。
マイノリティ(少数派)の体験を
ぜひ経験してもらい、
地元の小学校では、
学校一やんちゃで有名人?
な息子の鼻を
へし折ってもらいたい。
日本とカナダとの違いに、
子どものころ受ける
予防接種がある。
妻が、こまめに母子手帳に
記録してれくたおかげで、
審査してもらう書類は、
素早く送れた。
しかし、
カナダの教育委員会の審査基準に、
ある予防接種が足りないという・・・
息子は、
「注射はいやだ!」
「カナダ行かない!」
「なんで打たなければいけないんだ!!」
と、ぶちぎれる。
当然だ・・・ぼくも注射が死ぬほどきらい。
すまぬ、息子よ。
「頼むから受けてくれ」
とやんわり伝える。
「いやだ」
「絶対いや!」
の繰り返し。
「好きな物食べさせてやるから」
「いらない!」
「寿司は?」
「いらない!」
「何か買ってやるから・・・たのむ」
と言うと、
「ゲーム買ってくれる?」
「えっ!ええで!」
「500円かかる。いいの?」
「ええよええよ。何がほしいの?」
「ぷよぷよ!」
「(寿司の方が4倍以上かかると思いつつ)
仕方ないな。特別やで!」
と伝えて、折り合いをつけた。
そして今日、
IIP(エージェント)
に教わった代官山の病院へ。
嫌がる息子に耳元で
「ぷよぷよ」とささやきつつ、
期限をとる。
お医者さんに呼ばれる。
相当痛かった様子で、
注射のあとを、
大げさ極まりない態度で
見せつけてきた。
「がんばったな」とほめても、
「いたい・・・」と愚痴る。
しばらく待つと、お会計。
受付のきれいな女性が、
「27000円になります」
と、さらりと言う。
「えっ?」と思いつつも、
悟られないように
3人の福沢君を渡す。
「高っ!」とは言えない。
なにしろ、保険外なのだ。
この病院にお願いしたのは、
今日打った注射の予防接種と
今までの予防接種を、
まとめて英文にしてくれるからだそうだ。
しかも1週間もかからずにくれるという。
ということは、また代官山まで
書類をもらいに来るのか・・・
と思いつつも、
すべてYesと答える。
それだけでなく、
英文予防接種証明書は、
7000円ほどかかるのだそうだ。
そういや、ガーナへ行ったとき、
2本ほど注射を打った。
あの時も、高かったなぁと思い出した。
当時は、若くて、
筋肉かちかちの腕に打ったけど、
今なら、ぷよぷよの腕なので、
痛くもないのかも。
ん?
ぷよぷよ?
そういや、息子よ。
寿司を食いたいと言わず、
500円のぷよぷよにしてくれて
ありがとう。
本日の会計
注射代 27000円
証明書代 約7000円
交通費 約2000円
ぷよぷよ 500円