この4ヶ月間に合計6回の抗がん剤治療を受け、カルボプラチンやエトポシド、そしてアムルビシンが体内に蓄積されてきたからなのか。
GW中も日替わりで体調が変化した。
発熱→解熱→尿が出ない→すこぶる元気→食欲旺盛→発熱→傾眠…
GW後半には長男と彼女(フィアンセ)が妻の見舞いに来て、そのまま1泊していった。
その時の妻は元気で、自分の得意料理を作った。本当にうれしそうだった。
連休明け、妻の体調は小康状態だったので、僕は仕事に出かけ、長女も大学に行った。
そして5月11日、7回目の入院を迎えた。
今回の病室は430号室。初めての部屋だ。
いつもの438号室が空いてなかったからだが、間取りの向きが反対であるため、体に障害のある妻には慣れるまでが大変。
左上下肢が麻痺しているため、右腕で体をささえて病室内を移動しなければならないからだ。
トイレの手すりも、部屋によって左右の位置が異なる。
健常者には何でもないことが、障害者にとっては大事なことなのだ。
入院初日は色んな検査を受け、後は二人でゆっくり過ごして夜を迎えた。
明日からは7回目の抗がん剤だ。体がしんどくならないように祈るばかりだ。