●日印協会理事長平林博氏の書籍ご案内です。●どうぞ、8月27日(土)2:30開催の平林氏白熱レクチャーの参考資料にしてください
本書は、外交官及び日印協会理事長等のキャリアでの体験をもとに、わが国が国際的に極めて高く評価され、日本人も尊敬されていることを紹介した、日本人を元気づける本です。帯の見出しは、『各首相に接してきた元大使・外交官が語る「上質な国・日本」への提言』です。冒頭から、駐大阪・神戸総領事であったインドの文人外交官の日本賛辞を紹介したほか、各所でインドにも触れています。歯切れのよいリズム感のある文章なので読みやすく、読んだあとは爽快になること請け合いです。
●下記はこの本のレビューです。
40年以上の外交官勤務の実体験に基づいて、日本や日本人への高い評価を多くの逸話を交えて紹介している。日本人として誇りと自信を感じた。著者の「日本人を元気づけたい」という目的は、達成されていると思う。
同時に、日本の政治や経済などの問題点も指摘し、日本の将来への期待を込めていくつかの具体的提言を的確に提示している。
最後に、日本のあるべき国家像として、「上質な(徳のある)強靭な国家」を目指せと結論しているが、同感だ。
タイトルの「あの国以外」にはドキッとしたが、中国と韓国に関する厳しい指摘に二つの章が割かれており、共感を覚える。
このごろの極端な嫌韓本や反中国本とは一味違い、両国に対し厳しいがバランスが取れている。
長年の外交経験が説得力を加えている本だと感じた。多くの人に読んでもらいたいと思う。