今日、B型事業所からの帰り道で、黄色のセーターが落ちているのを見つけた。
他にも何人かそばを通ったが、足を止めたり拾おうとしたりする人はおらず、セーターを避けて通り過ぎていく。
私も一度は通り過ぎたが、そのセーターが点字ブロックの上に落ちているのがどうしても気になり、引き返して拾い上げた。
視覚障害のある方が通った時に、滑って転んでしまうかもしれないと思ったから。
セーターは、近くの柵にかけておいた方が、落とした人が探しに来た時に見つけやすいだろうと思ったが、今日は風が強く、飛ばされて車道に落ちてしまうかもしれないと考え直し、セーターを持って近くの公共施設に入った。
受付に行き事情を説明すると、「わざわざありがとうございます。こちらでお預かりしますね。」と受け取ってくださった。
「ありがとうございます。」とお礼を言って、公共施設を後にし、家路についた。
しかし、これで本当によかったのかな、と思う。
確かに、視覚障害のある方が転倒する危険は回避できたが、セーターは落とし主のもとに戻らないかもしれない。
落としたはずの場所になければ諦めてしまうだろうし、近くの公共施設の受付に届いていると考える人は少ないだろう。
なんとも複雑な 気持ちである。