「私、謝りたいっ!もう、とにかく懺悔してしまいたいんですーっ!!」
と、ある時、あるクライアントさんは叫びました。
彼女は、参加していたとあるコミュニティで、彼女の取った行動が「悪い」とされ、そのコミュニティを追い出されたとのことでした。
しかし、彼女の取った行動は、コミュニティの中では暗黙のルールのようなものがあったのかも知れませんが、外の人が聞けば、「はぁ〜?何でそれが悪いっていうことになるの?」という感じのものです。
そして、追い出されるだけでなく、追いかけても来て、コミュニティのメンバーの1人が「説明しろ!やったことをよく考えろ!反省しろ!謝れ!」と、メールで彼女に迫ってきたそうです。
彼女は返信をしましたが、謝る理由もないので、状況を説明するだけのメールになったようでした。
すると、更に怒りのメールが返ってきて、「お前は悪いことをしたんだから、謝れ!」と相手は言ってきたそうです。
相手は彼女が自分の意に反した行動をとったことを逆恨みしているだけで、「悪いことをした」などとは、とんだ言いがかりなので、謝るのも何だか不自然な感じがしましたが、
それでも、彼女は、「私、謝りたい!懺悔したいんです〜!」と叫び、相手にお詫びのメールを送りました。
そして、「謝ったらスッキリしました!」と嬉しそうに言います。
???
これはどういうことなのか?創造主に聞いてみると、
「ごめんなさいって言えたのね。偉いわねぇ。」と、大人が子供に言っているセリフが聴こえてきました。
確かに!
大人、親は、子供にそのようなことをよく言いますよね。
私自身、「ごめんなさい」と謝る子供に「偉いねぇ」とか言いそうです。
実際に親からそうやって褒められた経験のある方も多いと思います。
子供って親に褒められるのはものすご〜く快感なんですよね。
あらゆる言葉や経験が潜在意識(無意識)にインプットされやすい子供時代に、「謝ると褒められる」というパターンが創られ、それがそのまま放置されると、このケースのように「謝らなければならない状況」を引き寄せることがあります。
また、実際に、自分自身が親からそう言われたという経験がなくとも、多くの方が思い込んでいることなので、集合意識*からの影響によって、同じように、ネガティヴな状況を引き寄せることもあります。
(*個人、個人の意識は深いところで皆繋がっています。)
更に、今世で実際の経験がなくとも、過去世における宗教的関わりの中で、懺悔することを良しとする思考が植えつけられている場合もあります。
懺悔室なるものがある教会もありますよね。
このクライアントさんも、ヨーロッパを旅行をした際、教会の中にあった懺悔室を見て、なんだか良い気分になったと言われていました。
とにかく、彼女は謝りたかった。
彼女の潜在意識(無意識)の中では、謝ることが褒められるという快感に結びついていたので、その快感を求めて、無意識に!謝らなければいけないような状況を創り出したということでした。
しかし、潜在意識的には、謝ってスッキリしたかも知れませんが、顕在意識(日頃、自分で認識できる意識)的には、たまったものではありません。
謝りたいと言う一方で、
「楽しかった人間関係が壊れて、皆に嫌われたような感じで辛いし、どうして私がこんな目に遭わなきゃいけないの?苦しいですー!!」ということでしたから。
「謝る理由がない」「こんな状況は辛い」と思ったのは、顕在意識です。
「気持ちいいから謝りたい」と思ったのは、潜在意識です。
このような時、「え〜っ!?『気持ちいいから謝りたい』なんて、私そんなこと思ってない!」と言う方も時々いらっしゃいますが、
潜在意識(無意識)は、日頃自分では認識しづらい意識です。
(潜在意識と顕在意識の繋がりが良い方には、認識できます)
潜在意識のネガティヴなプログラムを野放しにしておくと、望ましくない辛い出来事を引き寄せることになってしまうのです。
つまりは、全て、自分の潜在意識のプログラムのせい(原因)なのですが、これを知らないと、自らの感情や自らに起こる出来事を他者や環境のせいにしてしまいがちです。
自分以外のもの、他人や環境のせいにするということは、他人や環境に支配される(左右される、振り回される)ということです。
自らの人生の主導権を他者や環境に渡してしまうことになり、本来持っている自らの人生をコントロール(支配)する力を失ってしまうのです。
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磨奈