吃音(きつおん)

 

 

数年前に勤めていた保育園に通園していた子どもが

 

ある日話すときに

何度も同じ音を繰り返していました。

 

 

 

 

あ、あ、あ、、、あの、、ね、ね、ね、、、、

 

と同じ音を繰り返したり、

 

なかなか次の言葉が出てこなかったりして、

 

吃音の症状が出てました。

 

 

 

 

 

母親が迎えにきたときに

 

その子が話そうとするとやはり同じように吃音の症状が出て、

 

それを見た母親は

 

少し尖った声で

 

「何ーー! もう!

 ちゃんとしゃべって!!

 氣もち悪い喋り方すんな!」

 

と言いました。

 

 

 

 

子どもは悲しそうな表情で少し笑って、、話すことをやめました。

 

 

 

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わたしはその光景を間近で見ていて、とても胸が痛くてね、

 

そのお母さんが一人になったタイミングで

 

話しかけました。

 

 

 

ーーーーーー

 

 

「〇〇ちゃんの話し方、氣になる?」

 

「ああ、うん。すっごいやだ」

 

 

「そっか。氣になるよね。いつから症状が出たの?最近?」

 

「うーん、最近。保育園休んでるときになった」

 

 

「そっかぁ。あ〜おやすみしてた時あったねー」

 

「わたしが仕事なかったら休ませてたんだけど、氣づいたらあんな変な喋り方になってさー」

 

 

「うん。お母さんさ、氣になるから辛いと思うけどさ、

 あのね、話し方ね、多分戻るから大丈夫だよ」

 

「え〜でも大人になっても治ってない人知ってるから、ああいうふうになったらやだからさぁ」

 

 

「知ってる人でそういう人がいるの?」

 

「うん、おじさんがそう。うちの母親のお兄さん。だからあの子もずっとそうなる気がしてめっちゃやだ。早く治ってほしい。おじさんもめっちゃ氣もち悪がられてて」

 

 

 

「そっか。。。身近にいるとそのままになる氣がして心配だよね、でもね、戻るんだわこれが。

 

 言葉につまったり、同じ言葉何回も言ってても、何も反応しないで待ってあげてみて。

 

 お母さんも心配だし、嫌だなぁって思うかもしれないけど、そうやってゆっくり待ってあげてみて。

 

 そしたらね、氣づいたらもどるから。大丈夫だから。

 

 焦らずにやってみて」

 

 

 

ーーーーーー

 

 

 

 

お母さんは笑っていたけど、なんだかしんどそうだったので、

 

お母さんの背中をさすりながら

 

わたしは笑顔で

 

深刻な感じじゃなく、

 

どちらかというとサラリとそう話しました。

 

 

 

 

 

 

そのお母さんは我が子にきつい言葉を放っていたけど

 

誰よりも子どものことを心配していたし、心を痛めていたんだよね。

 

 

 

 

きっと、おじさんのことも本当は氣もち悪いなんて思っていなくて、

 

スムーズに話せないことがつらそうだなぁと子どもの頃から感じていて

 

その感情が、どこかで何らかのきっかけ(周囲の反応の影響とかかな…?)があって

 

いつしか、吃音は「氣もち悪い話し方」に入れ変わったんだとわたしは感じたのでした。

 

 


 

 

 

ぱっと見はきつそうな今時の若いお母さん。

 

口も悪いしね、見た目も、、、なかなかファンキーなの。

 

(わたしはファンキーをこよなく愛しているので、むしろ彼女みたいな風貌はすき❤️笑)

 

 

 

彼女のことを見た目で誤解する人もいると思うけど、

 

彼女はとってもやさしい心を持ったかわいらしい人だとわたしは感じていました。

 

 

 

 

でね、その人の子どももまたとってもやさしい素敵な子なの♡

 

 

 

 

キーって怒って叩いたり突き飛ばしたりすることもあったし、

 

保育士の言うこと聞かないし(笑)

(→でもその子の氣もち、わたしめっちゃわかるんだよね、、笑)

 

一般的には「問題児」扱いされるようなタイプの子だったけど、

 

わたしには本当に純粋でやさしい心をもった素敵な子にしか見えなくて、、

 

かわいくてかわいくて、、

 

だから、

 

わたしにとって愛おしいこの二人が

 

しあわせに笑っててくれたらうれしいなぁって思ってあえて声をかけました。

 

 

 

 

 

話してるうちに少し表情が柔らかくなっていったお母さんを見て、

 

子どもも朗らかになって、

 

ちょっとホッとしたような感じで帰っていった親子。

 

 

 

 

 

その後

 

保育園で見かけた時、その母親は角が取れて柔らかく子どもと接してて、

 

吃音があっても、それに過剰な反応をすることがなくなっていました。

 

 

 

そして、

 

その後しばらくして、子どもの吃音の症状はなくなってた。

 

 

 

 

 

吃音の症状がなくなったことに氣がついても

 

わたしからそのことを話題に出したことはありませんでした。

 

 

 

 

 

吃音の症状がなくなったからって、

 

わざわざ「治ってよかったですね」なんて言うものじゃない、とわたしは思っています。

 

 

 

 

 

その子に

 

吃音の症状があろうとなかろうと、

 

その子はその子だから。

 

 

 

 

 

いいも悪いもないよね。

 

 

 

 

あるがままをそのまま。

 

以上♡

 

 

でいいと思う。

 

 

 

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一般的には、

 

「治ってよかったですね」ってさ、

 

言いがちよね。

 

 

 

 

でも

 

「治ってよかった」の裏には

 

「治らないことは問題だ」と言う思いが潜んでいる。

 

 

 

 

そんなことはない、とわたしは言いたい。

 

 

 

 

 

どんな状況であっても、

 

その子がその子であること以上に

 

大切なことなんて何もない。

 

 

 

 

その子の本来の姿に還ること。

 

 

 

そして

同時にどんな状態のその子も

 

愛すこと。

 

 

 

 

矛盾しているように見えるかもしれないけど

 

それは同時に在っていい、とわたしは思う。

 

 

 

 

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吃音の症状が出ている時

1番心が落ち着かなくて焦っているのは

話している本人です。

 

 

 

 

だからそばにいるわたしたちは

 

静かに待とう。

 

 

 

 

その時必要なのは、聞いている側の

 

グラウンディング。

 

 

 

 

しっかりとハラに意識を落として

 

自分の内側にエネルギーを収める。

 

 

 

 

 

相手のために何かをしようと

 

相手のエネルギーの中に

 

自分のエネルギーを突っ込んでいかない。

 

 

 

 

ちゃんと自分の中にエネルギーを収めて

 

そして

 

相手と一緒にいる。

 

 

 

 

 

 

このようにあなたが存在しているだけで

相手はずいぶん落ち着きます。

 

安心します。

 

 

 

 

そして吃音が治るかどうかは氣にしないでください。

 

 

 

あるがままのその人の輝きを見てください♡

 

 

 

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もしあなたに何か苦手なことがあった時

 

それがスムーズにできるようになるかどうかで

 

あなたの価値を判断されるのってとても悲しいと感じませんか?

 

 

 

 

「これができるようになったら

 

 あなたは愛されるよ」

 

 

なんて言われて

 

あなたはうれしいですか?

 

 

 

 

 

「どんなあなたでも

 

 すでに愛しています」

 

 

と言われたら

 

涙がでるほど安心でうれしいですよね。

 

 

 

 

 

 

なので

 

そんな態度でいてください。

 

 

 

 

 

 

 

どんなあなたも

 

愛されているのと同じように、

 

ほかの誰もが

 

どんな状態であっても

 

愛されていい。

 

 

 

 

 

わたしたち一人ひとりが

 

そのことに氣がついていられたら

 

世界は

 

やさしくてあたたかくてうつくしい♡

 

 

 

 

そしてわたしは

 

そんな世界で

 

あなたと生きていたい

 

 

 

 

そう思います。

 

 

 

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今日も読んでくださってありがとうございます♡

 

 

 

Love ❤️

 

 

 

 

 

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