2020年7月1日


永久ストーマ保有者になったことで

障害者認定を受けたわたし。

 

 

初診日に厚生年金に加入していたことで

障害厚生年金を受給できるかもしれない

ということで

 

この日は

障害厚生年金の手続きについて

説明を聞きに行きました。

 

 

 

 

時間に余裕をもって

自宅を出発。

 

 

 

 

自分で車を運転して向かいました。

 

 

 

 

相変わらず

おしりの痛みがひどく

痛み止めを飲んでいるけれど、


運転中も

じっと座っていられないほどの痛みで、

 

ため息が止まらない。




 

もぞもぞと動いては

痛みに耐えながら

ようやく到着。



 

所要時間は

たった25分ほどですが、


そのたった25分が

本当につらかった…

 

 

 

 

半泣きになりながら

建物に到着して

建物内を見渡すも、

 

個人相談をするような

ブースがみつからず

 

どこに行ったらいいのか

まったくわかリませんでした。

 

 

 

 

番号札を取り

受付で

 

「今日の10時から

障害年金についての

ご相談で予約しています。


どちらに向かったら

よろしいですか?」

 

ときいてみました。

 

 

 

 

受付の女性は

「???」という顔。

 

 

いかにも

 

「聞いてませんよ、そんな話」

 

という表情に

ほんの少し

苛立ちを覚えました。

 

 

 

 

「少々お待ちいただけますか?」

と言われ

しばらくすると

 

男性職員がわたしのところにきて

 

「障害年金についての

ご相談とのことですが

ちょっと

要を得ないのですが」

 

と言いました。

 

 

 

 

その言い方に瞬時に

 

「バカにされた!」

 

と感じてイラッとしたわたしは

不快感をあらわにしました。

 

(短氣がすぎます)

 


 

わたし「え?なんでですか?

 お電話で予約したんですけど」

 

男性職員「その電話ですが

どちらにおかけになったんですか?」

 

わたし「え。〇〇税務署(今いる施設)ですけど?」

 

男性職員「そこの電話番号わかりますか?」

 

わたし「わかります」

 

 

 

 

 

スマホを取り出し

通話履歴を見る。

 

あった!

 

 

 

 

 

 

 

…???

 

 

 

…!!!

 

 

 

 

…なんと!!!

 

 

 

 

履歴には

 

「〇〇税務署」ではなく

 

「〇〇年金事務所」

 

と書いてありました…!!!

 

 

 

 

(ひえ〜

まちがえてる〜)

と思いながら、

 

 

「あぁ

 ごめんなさい!

 税務署じゃなくて

 年金事務所でした〜」

 

(ハズカシイ

 穴があったら入りたい…)

 

と言うと、

 

男性職員は

すばらしく冷ややかな表情で

 

「ですよね。

 まちがってますよね!」

 

と念を押すように

言い放ちました。

 

 

 

 

(ここから書くことは

 わたしがいかに性格が悪いかが露呈しており、

 大変おはずかしいのですが、


 実際この時

 わたしが思ったことなので

 カッコつけずに正直に書いてみます)

 

 

 

 

 

わたしが

まちがえた時、

 

「ひゃあ〜ごめんなさ〜い」

 

と言って笑うと

(実際は笑って誤魔化しています)

 

今までは

ほとんどの人が

 

クスッと笑って

ゆるしてくれていました。(←何様?)

 

 



が…

このときの男性職員さんはちがっていました。

 

 

 

とても冷ややかに

さらに追い討ちをかけるような

物言いをするのです。

 

 

 

 

わたしには

それが

たまらなく

不快でした。

 

 

 

 

 

そんな扱いを受けたことが

腹立たしく、

 

自分がまちがっていたことや、

ひどく横柄な態度を取っていた

自分のことを、


棚に上げて

また腹が立ってきたのです。

 

 

 

 

(ちっくしょーーーーっ!!

 なんだこいつーーーっ!!!

 けっ!!!)

 

となり、

 

「すみませんでしたぁ」

 

とヘラヘラ笑うのをやめて

 

「失礼しました」

 

と真顔で言って

その場を去りました。

 

 


 

そして

そんなやりとりのおかげで

 

(いや場所をまちがえた

 わたしが悪いんですけれど)

 

すっかり予約の時間を

過ぎていたので

 

「年金事務所」に電話をして

 

「お約束の時間に

遅刻して大変申し訳ありません。

あと10分ほどで到着できます」

 

と電話で連絡をしました。

 

 

 

 

 

 

 

そうして

車で向かう間、

つい先程のやり取りを思い出して、

 

脳内で

自分の態度を

再現して

客観的に

観察してみました。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(いや、、 ないわぁ〜。

 笑

 

 あなた(わたしのこと)

 ほんとうにやばいね。

 

 ひどいわ。

 

 まじで。

 

 

 …

 

 …

 

 …

 

 

 

 傲慢だね。

 


 頑固だし。

 

 


 だいたい

 自分がまちがえてたのに

 あの態度はいったいなに?

 

 

 

 ひどすぎて

 笑う。

 

 


 

 いや、あなた、、

 そこじゃない?

 

 

 そういうところじゃない?


 

 いつだって

 自分が正しい、みたいな

 その態度。

 

 

 

 だいたい

 あなたが

 まちがってるのに(笑)

 

 思い込み激しいし。

 

 

 

 まえから

 うすうす氣がついていたけど

 

 何かあったときって、

 だいたい人のせいにしてるよね。

 

 

 人を責めてるよね。

 自分のこと棚に上げて。

 

 

 

 そんで

 ヘラヘラ笑って

 許してもらうの

 当たり前みたいにしてたよね。

 

 

 

 ずーずーしいね、

 

 

 ずーずーしすぎるね。

 

 

 

 

 清々しいほど

 傲慢だね)

 

 

 

 

 

 

 

 

その脳内に

響く声は

 

傲慢でどうしようもない自分を

責め立てる、というのではなく

 

ただ

たんたんと

 

事実に対して

言葉を発している感じでした。

 

 

 

 


その声を聞いている

わたし自身も

 

妙な罪悪感を

感じるわけではなくて

 

「ふんふん、ほんとそうだよねぇ

 ありえないよね。

 

 ひどいよね、わたし」

 

と客観的に

自分を見ている感じでした。

 

 



 

おのれの

ひどい態度、

 

今までの生き方、

 

在り方が

明らかになって、

 

ようやく

ろくでもない自分に

氣がついた

瞬間でした。

 

 

 

 

 

 

どうしようもない

わが子(自分自身)を

(どうしようもないほどにあほな子やなぁ…)

と愛をもって

見つめている感じでした。





 

 

 

さて。

 

 

こんなわたし、、、

 

 

これからどうしようか、、、

 

 

 

 

 

 

 

どうやらわたしは

 

「まちがえる」とか

「失敗する」ということを

異様におそれていたようです。

 

 

 

 

それをすると

見捨てられる、みたいな思い込みが、

 

わたしのなかに

存在していました。

 

 

 

 

だから

 

「まちがったらダメ」だし

「失敗だって許されない」のです。

 

 

 

 

 

だから

人のせいにして

 

自分は「まちがっていない」ことに

してきました。

 

 

 

 

「わたしは正しい」ことに

してきました。

 

 

 

 

 

 

でもよく考えたら

まちがえていることは

たくさんありました。


 


まちがえてるのに、

その都度

 

周りの多くの人たちに

許してもらい、

 

今日まで

それほど困ることなく

生きてこられたのです、

わたしは。

 

 

 

 

 

そうなのです。

 

 

いっぱいまちがっていたのに

見捨てられていなかったのです。

 

 

 



 

いつも

ゆるしてもらっていました。

 

 

 

 

 


 

なんだよ。そっか。

 

まちがえるわたしのことを

ゆるしてないのは


ほかでもない、

わたし自身だ。

 



 

もういいじゃん。


まちがってもいいじゃん。

 


失敗することだってあるよ。

 


自分の正しさを証明するために

人のせいにしなくていいんだよ。

 

 

 

 


そして、


まずは

自分のことを

疑ってみたっていいんじゃない?

 

もしかしたら

わたしがちがってるかも、


って

見てみることにしよう、

という提案を自分にしました。

 



 

 

今までの経験からすると

だいたい

わたしが

ちがってる場合が多いので(笑)

 

 

 


いつだって

自分が正しいんだ、

 

という態度を


意識して

手放そう。

 

 

 

そして

「まちがったらダメ」

も、やめよう。

 

 


 

まちがえたっていいんだよ。

 

 

 

「いつだって

 正しくなければ!」

 

「まちがえてはいけない!」

 

そんな頑なな

わたしがいることに

氣がついていよう。

 

 

 


そうして

そんな自分に氣がついたら

 

そっと

手放そう。

 

 

 

 

そう思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男性職員さん

 

冷ややかな態度で

わたしに

接してくれて

 

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

おかげで

大切なことに

ほんの一歩

近づけたように思います。

 

 

 

 

 

そして

いままで

 

こんなわたしに

つきあってきてくれていた

 

心やさしい

友人たち。

 

家族も。

 

 


 

 

あなたたちのやさしさに

 

わたしは

ちっとも

氣がついていなかったようです。

 

 

 

ほんとうに

ごめんなさい。

 

 

 

 

いままで

ほんとうに

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

傲慢で

図々しいわたしの

あるがままを

 

笑ってゆるしてくれて

 

ほんと

みんな

神だ。

 

 

 

 

 

時には

そんなわたしに

ちゃんと

「それはないよ」と言ってくれた

友だちもいた氣がするな。

 

 

でも

ちゃんと聴いてなかったな。

 

ごめんなさい。

 

 

 

 

ほんと

わたしって

ひとりよがり

だったんだなぁ。

 

 

 

もっと

ちゃんと

人と繋がりたい。

 

 

 

もっと

 

ちゃんと

人の言葉を

聴きたい。

 

 

 

もっと

 

ちゃんと

ゆるしてもらっていることに

氣がついていたい。

 

 

 

 

 

もっと

 

ちゃんと


そこここに

あふれている

愛に

 

氣がついていたい。

 

 

 

 

 

そんなふうに

 

 

感じています。