2020年5月23日

 

入院前に
車の定期点検に行きました。

 

 

そこで
お世話になっている
営業マンさんと

「実は
入院することになって」

という話になりました。

 

 

「え、大丈夫なんですか?
どこがわるいんですか?」

 

と驚いた表情で
きかれる。

 

 

 

「あのね
がんだったんだよね」

 

というと、

彼は

 

「うちの嫁は
脳腫瘍でステージ4。

もう
手術もできないって
言われてます。

2回再発して、
2年たってますけど

治療つづけながら
元気にやってますよ」
 

 


「だから
〇〇さん(私の苗字)も

大丈夫ですよ!

がんばってください!」


車の営業マンっぽく
 

こぶしを握って

爽やかな笑顔で
応援してくれた。

 

 

 

 

 

 

ほんとうは

 

「がんばって!」

という言葉は
好きじゃない。

 

 

 

 

なんというか、

「まだ十分じゃない!
もっとやれ!」


ムチ打たれているような
気分になることが
あるから。



 

 

「まだまだだ!」
 

「もっとやれ!」

と言われているように感じると、


すごく
悲しい気もちになるし、

 

苦しくなってくるのです。

 

 

 


(実は
それも
わたしの中に
不完全なわたしを
否定する氣もちがあって、
 

それが
反応しているだけであって、
 

ほんとうは相手は
関係ないのですが)

 

 

 

 

 

でも、
この時の彼の

「がんばってください!」

 

不思議と、


ちっとも
嫌な
氣もちになりませんでした。

 

 



悲しくも

苦しくも

ならなくて、


むしろ

 

「ありがとう」

 

という
氣もちに
させてもらったのでした。

 

 

 


イケメンの彼に
笑顔で
そう言われると、
えへ♡
となる

ということも、
もちろん
大いに関係あると思うけれど
(笑)


それだけではなくて、

なんというか、

その彼のもつ

(自然にもれ出る)
エネルギーが

 

わたしにとって
とても

心地のいいものだったのです。

 

 

 

 

彼と会話したのは、

 

車の定期点検の帰り際の
ほんの短い時間でしたが、

 

彼に

かけてもらった言葉で

 

わたしの心は

とても
清々しく
軽くなりました。

 

 


人のエネルギーって

本当にすごい。

 

 

 

 

 

 

 

人間は誰でも、
 

その人が
意識している

していないに
かかわらず、

 

そこに
存在するだけで

 

周りの人に
影響を与えています。

 

 

 

 

そう。

 

 

それは
人間だけじゃなく、

 

物や
動物や
植物

 

ここに
存在する
すべてが

 

固有の振動を有して
常にそれを発しているのです。

 

 

 

 

そんなことに

意識を置いた状態で

 

いま
目に映るものを

その視点で見つめ
感じると、

 

普段見ている
景色が変わります。

 

 

 

 

目で
見えている物
だけではなく、

 

見えないはずの
その振動を
知覚し始めるのです。

 

 

 

 

今まで
混沌として

目に映っていたものが

 

色とりどりの

うつくしい世界にみえ始める。

 

 

 

 

例えば、

 

片付けられていない
物で散らかった
 

目の前のこの部屋が

 

様々な色が
ちりばめられた

宝箱のような
空間にみえるのです。

 

 

 

 

散らかっていても
なんだか

うつくしい
とさえ感じてしまう。

 

 

 

そして、
そこにある

物一つ一つに

 

「あ、このこには
このこにとっての

「ふさわしい場所」

というものが
あるんだな」

 

と感じました。

 

 

 

 

そっか。

 

ならば
そこに
連れていって
あげたらいいね。

 

 

 

 

それが

片付けの本質なのだ、

と気がついた瞬間でした。

 

 

 

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いま自分で文章を書きながら
 

直感的に

「片付けの本質」に気がついて

 

「なるほど!」

 

と自分で納得しています。

 

 

 

 

だから

「書く」

ということは
本当におもしろいですね。

 

 

 

どこから現れてきたのかわからない

「宇宙の叡智」のようなものに

突然遭遇するのですから!

 

 

 

それはやっぱり、


たった一人で
書いているのではなくて

読んでくれている人がいる、

ということを

意識しているからこそ

生まれ出るものだと

わたしは思っています。

 

 

 

これぞ

「共同創造」

 

 


読んでくださる

あなたが

いてくれて

 

いま
わたしが
表現している。

 

 

 

 

今日も
また
素晴らしい時間を

ありがとうございます。

 

 

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…ところで、

 

わたしにとって
がんは

それほど
こわいものではないのだな、
と思います。

 

 

 

それよりも、
やはり

「人工肛門」の方が
わたしにとっては
抵抗があることに

気づいています。

 

 

 

なぜ

わたしにとって

がんがこわいものではないのか

次回は
そのことについて
書いてみたいと思っています。

 

 

よろしければ

お付き合いください。