ポカポカと暖かで、穏やかな日曜日。
しかし心は緊張でドキドキしている。
いよいよ、ついに、とうとう・・・
出発が2日後に迫っている。
1月中旬にAFの予約を取ってから、一人で準備と計画をコツコツと進めてきた。
前回から16か月振り、
そして2015年以降17回目の渡仏。
でもまだ準備は完了していない。
数点の買い物が残っている。
調味料など小物。今夜スーパーで買うつもり。
はい、調味料を持って行きます。
粗挽きコショウ、バジル、パセリなどの小袋を少々。
2か月の滞在中は自炊しますから。
詰め替え用の容器も100均で買いました。
もちろん現地のスーパーで何でも売っています。
キッコーマン醤油だって。
パセリは、記憶によると大量の容器に入って多分3ユーロ超えるくらいだったかと。
物価高の今は4~5ユーロするかもしれない。
例え3ユーロだとしても円換算すると500円以上。
気軽にカートに入れられるモノではありません。
現地で購入するモノを最小限にしたい。
したがって私は、
ヘアスプレー、セットローション、スキンローション、ハンドクリーム、コンタクト保存液、
化粧品予備、その他いろいろなものを日本から持って行きます。
スーツケースがどんどん重くなる。
***
自宅を出るのは2日後。関空近くのホテルに前泊します。
出国は3日後。
当日、早朝便で関空へ飛び、国際線に乗り継ぐこともできましたが、
いえ、もともとそのつもりで関空からのエールフランスにしたのですが、
とんでもなく早朝に家を出るのがストレスで、
私の性格からして、
出発当日まで不安と心配で精神的に消耗することがわかっていたため、
もうここは心の平和を優先して前泊することにしました。
関西空港は大昔に一度行ったっきりで、全然勝手がわかりません。
大阪と関西エリアにも馴染みがなく、それも若干不安です。
大阪・関西は文化が違うため、人に対して気後れするところがあります。
今まではずっと羽田からのフライトで、羽田であれば何の問題もなく、
むしろ大好きな羽田空港国際線ターミナルに行くのが、楽しみですらあったでしょう。
今回の飛行機を予約するとき、
国内線の飛行機代などを加味すれば、関空発の方が若干安くつくことに気付き、
初めて関空発AF便にしたのでした。
でも、次回はやっぱり羽田からにしよう。
いつも乗っていたAFの深夜便に。
とは言っても、再び渡仏することが果たしてあるかどうか。
あったとしても、いつになることやら。
宿泊費用がすべてかかることに加え、
円安、物価高の影響もありとんでもなく高額な旅行となってしまったので、
今後は頻繁には行けないでしょう。
なんだかのっけからまたお金の話になってしまいました(苦笑)。
いえいえ、頑張れ自分。
お金の件は節約できるところは節約して、何ら恥じることはない。
そして、今回の旅がまだ始まってもいないうちから、
次回の渡仏のことなんて考えるの止めよう。
先のことなんてわからないし。
今は2日後自宅を無事出発することに集中だ。
無事国際線に搭乗するまで、気は抜けません。
パッキングは8割がたできていますが、まずはパッキングを完了させること。
次は、第一関門が待ち受けている。
自宅を出て地下鉄駅まで行くこと。
これがまた難儀です。
住んでいるアパートには階段しかないため、
重いスーツケースを地上までどうやって運ぶかという頭の痛い問題がある。
東京から今のアパート(福岡)に引っ越してきて3回目の渡仏ですが、
1回目は近所に住む妹に来てもらい運ぶのを手伝ってもらった。
2回目は前泊した東京のホテルにあらかじめ荷物の一部を宅急便で送り、
スーツケースを軽くしてから階下まで運んだ。
東京の住まいもアパートの3階でしたが、
階段が幅広かったため、20キロ近くあるスーツケースでも、
何とか一人で降ろすことができました。
今のアパートは階段が狭く、20キロは無理。
15キロくらいなら運べる。
今回も前泊のホテルに宅急便で送ることもできますが、
初めての試みに挑戦することにした。
荷物を2つに分けて階下に運び、地下鉄駅でスーツケースにまとめることにしました。
地下鉄駅でパッキングしても何ら恥ずかしいことはありません。
第一関門はこの方法で突破するつもりです。
第二の関門は、ホテルから関空に行って、荷物をチェックインし、ゲートに行き、搭乗する。
ここまでは決して気を緩めることはできません。
しかし、これはさほどハードルは高くはない。
***
第三の関門はパリ到着後のRER駅⇒宿泊するお宅までの、
900m徒歩13分の移動。
今回の便はパリ到着が夜となり、
パリ郊外にある宿泊予定のお宅への到着が夜の9時半か10時ごろになる。
独りぼっち旅であるため頼る人がいない。
これが当初から頭の痛い問題でした。
治安の悪いエリアではないのですが、
夜の9時半にスーツケースをゴロゴロ転がしながら、
どこから見ても観光客のアジア人女性が一人で歩き、
しかも初めての街でお宅を探すなど、誰が考えても薦めるものではない。
かといって、空港からタクシーに乗りたくはない(少なくとも56ユーロ)。
グーグルマップのビューで何度も何度も道を確認し、
さほど危険にも見えない、しかも900mの距離、
ジャンのアパートの近所では夜9時半ごろ歩いても、危険ではなかったし・・・などと、自分を納得させようとする。
RER駅からのタクシーの料金の見積もりも取ってみたが高くて断念。
節約をとるか安全をとるか、
どうしようかと思案していたところ、助けの手が差し伸べられた。
パリの友達のフランソワさんに「危険かどうか」を相談したら、
彼の友人が空港まで迎えに来てくれるよう、アレンジしてくれました。
彼の若い友人シルヴィウス君が空港で私をピックアップし、
宿泊するお宅まで連れて行ってくれると。
シルヴィウス君の優しそうな写真をメールに添付してくれてた。
なんて親切な。
助かりました。
タクシーを使いたくないという私を見るに見かねて、
親切にもフランソワさんがアレンジしてくれたわけですが、
やっぱり安全は大事。
第三の関門は彼の親切な計らいのおかげで解決したわけですが、
節約にこだわって安全を疎かにしないよう、
今一度肝に銘じないと。
出発までブログもう一回更新できるかな。
できなかったときのために、
Bon voyage à moi !
頑張れ、自分。