今年も穏やかで平和なお正月を迎えると思っていました。

それが当たり前だと思っていました。

 

でも地震に関して言えば

正月だろうがお盆だろうが関係ない。

いつでも突然起きる。

 

そして日本は地震の多い国。

 

あらためて思い知らされた。

 

死者数も増えているし

ビニールハウスで寝泊まりしている方々もいて

本当に気の毒です。

早く支援物資が届くことを願っています。

 

家族・親戚を一度に失った方もいて

これ以上悲惨なことがあるでしょうか。

 

被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

 

ネットから銀行振り込みできたので

日本赤十字社あてに義援金を送りました。

 

 

元旦の日

わが街にも津波注意報が発令されました。

(津波警報ではなくて「注意報」)

一応日本海沿岸ですから。

 

住まいから海岸まで直線距離で2キロ。

心配とまではいかないけれど

テレビ画面の「津波注意報!!」の文字が消えるまでは

心中穏やかではありませんでした。

 

防災の準備をまったくしていないため

これを機に、最低限の備えはしておこうと心を改めました。

ひとり暮らしの上

家族も親しい友人もおらず、フリーランスで会社勤めでもない

頼れるのは自分だけですから。

 

この本を読んでみました。

↓↓

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図書館で借りたのですが

日本の過去の自然災害について知り

過去から学んで災害に備えようという内容。

マンガが混じっていて読みやすい。

 

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著者は歴史学者の磯田道史という方。

「武士の家計簿」の著者でもある。

 

読めば読むほど、怖くなってくる。

日本は自然大災害が多いと痛感します。

特に怖いのが地震。

いつ来るかわからない。

 

オーストラリアの友だちNちゃんからは

「オーストラリアの暮らしは日本と比べると気楽(carefree)だ。

山火事や洪水など自然災害はもちろんあるが、突然起こる破壊的な地震はない」

と同情されました。

 

今のところ、わが街に住んでいる限りは

大雨による洪水、土砂崩れなどの災害のリスクはほぼないため

地震を念頭に置いた防災準備が必要。

 

九州も大地震とは無縁ではありません。

2016年に熊本地震がありました。

 

しかし、何にも増して一番心配なのは南海トラフ地震。

なにせ半端な規模ではありません。

 

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著者は次のように警告しています。

「100年周期でほぼ例外なく日本をおそう」

「次にやってくるのは21世紀半ば」

「まちがいなく津波をともなう」

「最大で32万人が亡くなる予測もある」

などなど。

 

もし南海トラフ地震が実際に起きたら(いや実際のところnot if but whenなのですが)

果たして日本は復興できるのか?

 

映画の「日本沈没」状態になってしまうのでは。