以前記事 通り抜粋順で紹介します。
今回は『バラード』です。
スピード感があってかっこいい曲なんですが、速く弾こうと思うと左手の16符音符がネックになってくるんですよね…
しかも冒頭(3小節目)から出てきてかなりの試練…
それも克服しながら練習に進みましょう!!
バラードとは…
ポップスでも『バラード曲』なんて言葉をよく耳にし、なんとなく暗い曲で人に感動与えるゆっくりな曲という意味でとらえてる方も多いと思いますが、本来『バラード』とはイタリア語で『物語』という意味なんです。
それでは早速楽譜を見てみましょう
楽譜はここ (22ページ目 15番です)
画像上で右クリック→名前をつけて画像を保存
で拡大して参考にしてください♪
練習のポイントは
ここは早くなればなるほど、左手が滑り、左右バラバラになりがちです。
遅く弾けば弾けるんだけど…でも速く弾きたい!!
そんな時は…
1 左手のみリズム練習
(1) リズム練習(タッカタッカ)でゆっくり練習します。(メトロノーム必須です)
「ドーシドーソラーシ…」というタッカタッカというリズムをつけた弾き方を繰り返します。
一音一音指をしっかり指をあげゆっくり弾いてください。ここでは焦り禁物です。
速く弾く必要はありません。指がしっかり上がっているか?滑ってタッカタッカのリズムを崩していないかだけを確認します
ここでハノンの練習効果が効いてくるので、ハノンを練習してからこの曲にに取り組むのをお勧めします。
(※リズム練習についてはここ で説明しています)
(2) 『ドソラシ』のみ反復リズム練習(ソにアクセントつける)
2拍目『ドソラシ』は非常に滑りやすいポイントです。
特に、左手の4番(薬指)は非常に動かしずらく、弱くなりがちです。(=滑りの原因)
ここでは左手薬指(ソの音)に少しアクセントかけるようにして弾くようにリズムで反復してください
→これだけで、通常通り弾いてみるとずいぶん指の滑りが直り、左手が弾きやすくなるのが実感できるかと思います。
2 左右の一拍目をしっかり合わせて弾く
一拍目では、右が和音で左は単音です。
左手の問題以前にこの一拍目からズレることがあります。
左手の練習ができたら、両手で合わせて(曲冒頭か弾く)、1拍目をしっかり合わせてください。
3 左右ともに力を抜いて、右は左に乗せるように弾く
左手が動くと力が入りがちです。でもここでは、力を抜きましょう♪
ここまでやれば、滑りは改善されています。
左右ともに肩の力を抜いて、1拍目を合わせることと、左手2拍1/2(ソの音)のアクセントだけを頭に置いて、弾きます。
メロディは左です。なので、基本的に左強めで、右はそのメロディに乗せるように弾いてください。(右に変なアクセントをつけないよう)
初めはゆっくり…
それからだんだん速くしていきます。
以上の練習をしたうえで、画像を参考に強弱をつければ、素敵な演奏になると思ます。
練習はとてもツラいですが、弾けるとレパートリーの1つになるのでぜひとも応援します!!
良いピアノ生活を♪