鬱の症状から救ってくれる他界した祖父母 | 精神病ですが子育てしてます

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うつ病とパニック障害で何もできない40代。
上の子は社会人、下の子は1歳。不妊治療の末、年の差姉妹の母してます。

消えてしまいたい

いなくなりたい

時々そんな気持ちになる。

踏み切りで一番前で停車した時遮断機が降りてきた。
今アクセルを踏めば・・・
そう考えることもある。

その度に思い出すのは
他界した祖父母。
母親が家を出てから育ててくれた祖父母。

祖父91歳まで漁師。漁の途中でなんだかの事故で他界。船体は行方不明のまま。未だに何があったのか分からない。あの広い海で身体だけでも帰って来たことが奇跡のように思えた。
他界する2週間ぐらい前に会っている。「取れたての魚、みんなに食べさせたいなぁ」「最近足腰が弱ってきたけど、自転車こぐトレーニングマシーンみたいなので鍛えればいいかなぁ」
まだまだやる気でいた。
好きな事ばっかりして、お酒が好きで、怖くて。絵に描いたような頑固な漁師。
「オレは死ぬときは海か酒だ」「寝たきりになって誰かの世話になるようなことは嫌だ」
言っていた通り、死に場も自分で決め、誰の世話にもならず他界した。
着衣の乱れもなく、眼鏡もかけたままで穏やかな表情だった。

痴ほう症で施設に入っていた祖母。祖父の死を伝えるも次の日には忘れていた。
2年後、老衰で静かに他界した。


私の「消えたい」という気持ちは、祖父母を思うと薄れていく。
今自分から命を絶ったら、祖父母の生き方、育ててくれた有り難み、全てを無駄にすることになる。
他界しても尚、支えになってくれている祖父母に感謝。