今年の宝塚記念は、2006年から18年ぶりに京都で開催される。
ディープインパクトが、ファン投票1位断然人気を背負い武豊と共に、凱旋門賞壮行レースとして制した…

状況は、ドゥデュース武豊にぴったりマッチングし、鉄板の様相を施しているが、果たしてそうだろうか?(擬態)

ディープインパクトは、3冠馬であり、前走天皇賞(春)を戴冠し、ここに至る。
それに対して、ドゥデュースは、菊花賞はおろか、天皇賞(春)の出走も無い、京都初出走。
京都代替え開催を基点とするなら、ディープインパクトとは、似ても似つかない。


ディープインパクトの相手2着ナリタセンチュリーもまた、当年京都記念2200と京都大賞典1着歴を有し、
2006年宝塚記念は、限り無く京都開催に特化した決着を誘発した。

今年は、核となるはずの菊花賞馬ドゥレッツア、天皇賞(春)テーオーロイヤルも出走に至らない。
ならば、前年天皇賞(春)を制したジャスティンパレスで、良いのか?
阪神代替菊花賞から、阪神代替天皇賞(春)を制したタイトルホルダーが、宝塚記念を1着し、阪神開催に特化した戦歴を刻んだのは、当年代替開催に対する王道(誠意)を完璧に示している。

ジャスティンパレスに、テーオーロイヤル代用は務まらない。

今年の宝塚記念のキモは、歴代最多投票を更新し、ファン投票1位ドゥデュースであることは間違いないのだが…
クロノジェネシスからタイトルホルダー、そして昨年イクイノックスと継承され、ドゥデュースへ続くファン投票バトンは、残念ながら、既に消滅している。
何故なら、昨年イクイノックスが宝塚記念をゾロ目で1着したからである(回収)。

エプソムカップで、分かり易く記述をした様に、ゾロ目は継続事項終焉の合図、

ファン投票1位と刻まれたバトンは、イクイノックスが昨年ゴールテープを切り、ドゥデュースには決して渡らない。


今年の宝塚記念は、ファン投票で選出されなかった賞金順位1位と京都初を共有する

騸馬シュトルーヴェが戴冠する。

イクイノックスが、ラストレースとしたジャパンカップ、ロンジンワールドベストレース受賞記念を1着(継承)し、日経賞、目黒記念と連勝したシュトルーヴェの役目は此処にある。


安田記念を1着した香港からの使者、騸馬二騎は、当初宝塚記念への出走を示唆していたはずだが、

前週目黒記念シュトルーヴェの1着を見届け、

回避へ舵を切ったのも伏線。


確かに18年ぶりの京都開催ディープインパクトからドゥデュース鞍上武豊を買いたくなるのは解る。

逆に京都初出走を逆手にとって、主要四場四年連続GI制覇されたなら、ほぼ完敗である。

ただ、同じ13頭で揃えたなら、ドゥデュースは6枠8番でなければならないし、それを出来るのが主催者。

91年メジロライアン、95年ダンツシアトルは、1枠1番1着。

1枠1番シュトルーヴェは、ミルコ、ギュイヨン、キング、モレイラで4勝、騸馬となって3連勝

レースの格は違えど、ジャパンカップベスト記念レースから、イクイノックス同様3連勝で、ここに姿を表した唯一の存在である。

全ては、異例の一週間限定で、来日したレーンの手腕に託す。


単勝1 シュトルーヴェ


追記

時間差での投稿となりますが、

今回単勝のみの公開としたのも理由があり、シュトルーヴェとドゥデュースは、1着4着の関係性にあると睨んでおり、

ドゥデュースを否定しておきながら、申し訳ないが、シュトルーヴェが来ない事態は、主催者の匙加減でどうにでもなる

オークス然りダービー然り、それが競馬ゲームの真髄故に。

ドゥデュースが、唯一1着出来る可能性がある(抜け道)のは、昨年に引き続きゾロ目。

こちらを抑えに、追記と致します。


馬単4ー5