村木厚子さんを覚えていますか?

郵便不正事件…厚生労働省が組織的に郵便料金の不正に関わったとされた事件


当時、大々的に報道されていましたね

のちに冤罪が確定した
厚生労働省の官僚だった人です

https://www.ntv.co.jp/gyoten/articles/324m08q492b9d9aqqz2.html



コロナ禍から

オンラインでの研修が増えて

ボランティア(パートナー)やメンバー(障害当事者)達にはハードルが高いので

TV に映して

皆で見ました



本題でもいいお話を

たくさん聞けたのですが


164日拘置所に抑留されていた時

支援される側になって

しみじみと感じた必要な事


の話が私には

「がん」の経験と被って

感じられました




 あの事件の時



プロの支援

村木さんは弁護士さんに

「村木さんはどうしたい?」と何度も聞かれ


思いがけず被疑者になり

どうしたいもない…

思ってもみなかった事が起こってるんだから…

どうしたい?と言われても

わからない…


と思ったそうです



しかし

何度も聞かれるうちに



これは自分の戦いなんだ!



と気づいたそうです



思いがけず、がんになり

標準治療の意味もわからず

どこで治療を受けるのか

誰に診て貰うのか

右往左往していた自分と重なります



主治医から、全摘にしますか?

温存も出来ますよ


放射線治療を受けますか?

と聞かれて
困った人も多いのではありませんか?


今、振り返って

選択に後悔がないのは

自分の戦いとし自分で決めたと思えるからなんだな


と思いました 


もちろん主治医や家族、周囲の人とたくさん相談して決めました
ひとりだけで決めたわけではないけれど
自分がどうしたいのか
をぶれずに考えるのは大事だと
思います



「がん」だって自分の戦い



Dr.も支援者に過ぎない
(相当大事な支援者ですが)
決めるのは自分なんだ

と改めて思いました。



インフォーマルな支援

拘留中

弁護士以外とは接見出来ない時


弁護士さんが


寄せ書きを

ガラス越しに見せてくれたそうです


そこには

「信じてる」

「真実を貫け」の言葉と


友人、知人、遠い関係の人の署名があったそうです。遠い人がそこにいた事にも力を貰ったと言ってました。


プロの支援とは違う応援の形ですね📣



がん治療も

Dr.をはじめとする医療関係者だけで

うまくいくわけではないですよね


生活があるのですから


家族もですし

職場の人の応援がなければ

治療をしていくことも
難しくなってしまいます

そこで支援があるから
治療も乗り切っていけると思います


誰かのために

村木さんには2人の娘さんがいます

逮捕されて3日くらいした時

「娘の為に頑張らないと」

と浮かんだ瞬間に


「私は大丈夫。頑張れる」

と思ったそうです。


支えられる側になったが

誰かの為にという事で強さが出て来た


というのです。


娘の為に、というのは

娘に

あきらめる姿を見せられない

という事だそうです


人は自分のためだけでは

強くなれない

辛い治療を耐えるのは
人それぞれの理由があるけど

その中に
誰かのためってないかなぁ

ネコ🐈やワンコ🐶の為にも
あるよね

治験参加も誰かの為、になりますよね


強さ
必要です



世間も案外大事

保釈された時

とても怖かったそうです


世間で何を言われるか

と心配でたまらなかったと言います


実際には

タクシーの運転手さんが飴ちゃんをくれて

「頑張れよ」と言ってくれたり


たまたま一緒に世間話をしていた人が

帰り際に

「頑張ってください」と言ってきて


あーわかってたんだ

応援してくれているんだ😊


ととても元気づけられたそうです


水難事故の際に

その当時の水温を報道するけど

水温が高い方が助かるように


世間の温度が暖かい方が助かる


と言ってました




「がん」を
好奇心の目で見られたくない

人生終わったみたいに言われたくない

でも
何でもなかったようにも
言われたくない

何だか
世間の温度って
何事にも通じるように思います



村木厚子さんは

どんな社会を作りたいのかと聞かれたら

こういう社会


と言って

本題の



地域共生社会を創るために



の話に入っていきました




暖かい世間

誰にとっても住みやすい世の中に

なるといいなと思います




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