本日は星組「鎌足」観劇しました。
歴史好きで、なおかつ一路真輝さん主演の役替わりでゆきちゃんが中大兄皇子を演じた「あかねさす紫の花」、彩輝直さんが蘇我入鹿を演じた月組「飛鳥夕映え」が大好きな私が凄く楽しみにしていた星組の「鎌足」!
期待に違わぬ舞台だった。
歴史上の人物ながら、トップコンビに当て書きしたような物語でした😄
幼い鎌足と与志古、そして鞍作の三人が志を高く、後の世を変えようと明るく歌う場面が楽しくも哀しい気持ちになった。
純粋でまっすぐ、でも繊細で思い悩む鎌足、凄く可愛らしく天真爛漫な感じながら強い与志古。
何だかさゆみさんとあーちゃんそのものという感じ!💕
鞍作のみつる君は正義感に溢れた若者!
でも、権力を手にして苦しみを背負い、変わって行く姿が痛々しい。
鎌足の一生を描いているので、物語の展開は早く一幕で大化の改新が描かれる。従って、みつる君は一部の二番手という感じである意味、蘇我入鹿が一部の主人公という感じ。
蘇我入鹿が関係を持つ皇極天皇とは、同じ傀儡のような立場にあり、合い通じるものがあるという設定だったのが、二人の関係を説得出来るものになっていたのが印象的。
反対にこの物語で一つ、疑問に感じたのが、鎌足と中大兄皇子の出会いと結びつきに関してです!
蹴鞠会で出会った場面からいきなり、大化の改新へと進むような
ここは唐突過ぎました!
のちに天智天皇となってからもなお、鎌足を信頼しながらも恐れを抱く中大兄皇子。
二人の関係を表すエピソードや大化の改新に至る二人の心を動きを描いて欲しかったです。
たぶん、そうすると時間的制約で、大化の改新だけで、この物語は終わりになるのでしょうから、仕方ない?!
それ以外は私的には満足出来た舞台です!
二幕は中大兄皇子のちの天智天皇のせおっちが二番手となる物語の展開です。
鎌足を恐れる母、皇極(斉明)天皇の進言により、鎌足の妻、与志古を人質同然に妻に娶る中大兄皇子。
替わりに安見児を鎌足の妻にさせる中大兄皇子。
昔々の上流階級はこんなことばかりですね~😨
鎌足の苦悩はますばかりですが…捨て身で与志古を取り返す鎌足。
でも、与志古は既に天智天皇の子供を宿していた…。
安見児の提案により、鎌足と安見児の子供として、育てられた子。
後年、病に伏した鎌足。
その鎌足をその屋敷に見舞う天智天皇。
偶然にも、その子、不比等と出会う天智天皇!
この場面で、私は涙腺崩壊!💧
全く台詞にはないのに、全てを悟った天智天皇!💧
鎌足、与志古の心情も見えるよう。
大泣き!💧
ラストの鎌足と与志古の場面でも涙腺崩壊。
卒業していく、さゆみさんとあーちゃんの関係と同じくリンクする。
プレサヨナラ作品として素晴らしい舞台でした!
さゆみさんとあーちゃん!最高!💕
そして、蘇我入鹿のみつる君!若々しい鞍作から悩める蘇我入鹿まで堂々した芝居で見せてくれました!
さらに、中大兄皇子、天智天皇のせおっち!
凛とした姿が素晴らしい!
これまでのシアタードラマシティ公演「鈴蘭」、「阿弖流為」、「ドクトルジバゴ」そして、今回の「鎌足」どれもこれも素晴らしい!❤️
そして、星組のバワーをひしひしと感じた舞台でした!
特に、美稀千種さん、輝咲玲央さん、ひろ香祐さんの手堅い演技が光っていました!
歴史物ですが、笑いの部分もあり楽しめました💕
もう一度観たい舞台でした!
【配役・モバイルタカラヅカより引用】
◆中臣鎌足
紅 ゆずる
◆車持与志古娘
綺咲 愛里
◆中大兄皇子(天智天皇)
瀬央 ゆりあ
◆僧旻
一樹 千尋
◆蘇我入鹿(鞍作)
華形 ひかる
◆蘇我倉山田石川麻呂
美稀 千種
◆中臣御食子/有間皇子
如月 蓮
◆船史恵尺
天寿 光希
◆蘇我蝦夷
輝咲 玲央
◆舂米女王
紫月 音寧
◆巨勢徳太臣
麻央 侑希
◆山背大兄皇子
ひろ香 祐
◆海犬養連勝麻呂
桃堂 純
◆皇極天皇(宝皇女/斉明天皇)
有沙 瞳
◆土師裟婆連阿志高
夕渚 りょう
◆佐伯連子麻呂
湊 璃飛
◆軽皇子
天路 そら
◆古人大兄皇子
蒼舞 咲歩
◆大伴智仙娘
七星 美妃
◆葛城稚犬養連網田
朱紫 令真
◆乳郎女
きらり 杏
◆安見児
星蘭 ひとみ
◆藤原不比等
咲城 けい
