ベルギー王室御用達チョコレートブランド・Mary
本店には、maryのチョコレートをひいきにしている、ブッシュ元大統領のがMaryを訪れた時の写真が貼ってある。
(ブッシュが好きっていうのも、イメージとしてプラスなのかマイナスなのか・・・)
 
今日はMaryのチョコレート工場見学に行ってきました♪
工場見学・・・というか、工場の中はガラス張りになっていて見える状態で、その前でチョコレート職人さんの1人がチョコレートとは何か、チョコレートの歴史、ベルギーチョコの魅力、チョコレートの効用などについて、1時間話してくれました。
 
メモを取って聞いていたわけではないので、全部が全部覚えていないけど、「へぇ~」っていうことが沢山あった。
 
①ホワイトチョコレートにはカカオマスは入っていない。
カカオの実(その中の種の部分)には、「カカオマス」と「カカオバター」が半分ずつ入っている。「カカオマス」はいわゆる「カカオ」で、色も黒っぽい。ホワイトチョコレートはカカオマスが入っておらず、カカオバターで作られている。ビターチョコ、例えば「70%」の表示のものは、70%がカカオマスでできている。つまり、ホワイトチョコレートはカロリーも黒いチョコレートより高い。
 
②チョコレートは3000年以上前から飲まれていた。
カカオは赤道から数千キロの場所でしか、作れない。(暖かすぎず、寒すぎず、雨が多すぎず、風が吹きすぎず・・・など、結構育てにくいらしい)。チョコレートが一番最初に人間に飲まれたのは、南米。カカオを水で溶いて、更にコショウを加えて辛くして飲んでいたらしい・・・最初にヨーロッパ人がこの地を訪れて、このチョコドリンクを飲んだときは、まずいと思ったらしい。次にヨーロッパ人が訪れた時に、これを飲んでみて、「甘くしてみたらいけるんじゃないか?」と思い、甘くしてみたら美味しかった。ヨーロッパに持ち帰ったが、カカオは大変高価なもの。貴族や上流階級の人しか、チョコレートを味わうことがなかった。
一般的に誰でもチョコレートが食べられるようになってからは、それほど歴史が長くないそうです。
 
③カカオが取れる産地によって、味が違う。ベネズエラ、ガーナ、コートジボワールなど・・・産地によって味が違う、というのは、フランス人にとって、ブドウが取れる産地(terroir)が違うと、ワインの味が違うのと発想が一緒、と聞いて、ベルギー人マダムたちは「なるほどね~」と納得していました。(私も納得)
 
④チョコレートは体にいい。
チョコレートといえば、太ると考えられがちだが、ビターチョコは非常に体に良い。朝起きてからだがだるいとき・・・仕事でストレスが溜まった時・・便秘の時・・・興奮剤としても・・・(バイアグラ1個=チョコレート10キロとか。←ここは冗談かもしれないけど。でもそんなに沢山は食べれないよね)
ちなみに。ホワイトチョコレートはカカオマスが入っていないので、健康のためにチョコレートを食べるのならあまり意味はない。
 
⑤南米やアフリカからベルギーに輸入されたチョコレートは、まず「チョコレート工場」へ行く。
「チョコレート工場」で、カカオの種を焼いて(焙煎?)、発酵させて、それに非常に強い圧力をかけて、カカオマスとカカオバターに分けて、ミルクや砂糖などを加え、チョコレートにする。それをチョコレートのつぶ(直径3センチぐらいで薄い)またはその他クライエントの希望する形にして、ショコラティエのところにもってきて、加工する。
 
楽しくて美味しくて勉強になりました。
 
Maryのチョコレートを1つ、買いました。
 
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箱がかわいい♪
さんざん見学中に食べたし、これは、日本のお友達に送る予定です。