

途上国の紙幣って皆こうなのだろうか?
カンボジアのお金も汚かった。カンボジアでは米ドルとカンボジア通貨のリエルの両方が使われている。リエルが汚いならまだしも、天下の米ドルまでよれよれで汚いとは泣けてくる。
そしてその更に上をいくのがギニアの紙幣。
ほんっとに臭う。どんなにおいかと言うと、かび臭いような、酢っぱいような臭い。
金庫開けたら、もわ~ん、と臭ってくる。
お金を使ったら、家に帰って石鹸で手を洗うのが習慣になった。
ギニアの人は、お金を肌に触れるところに突っ込んだりしているせいだと思う。
当然、日本の綺麗な財布なんかには入れられない。すぐ臭いがつく。
私はいつもナイロン袋に入れて持ち歩くし、旦那は封筒に入れている。知り合いの日本人男性は、ジッパーつきのナイロン袋で透けていないものを使っていた。
ぼろぼろのギニアフランは、たまにマルシェでは「non」と断られたりする。
私だって何が嬉しくてボロ金をあんたに渡さないといけないのだ、と言ってやりたくなる。こんなぼろぼろにしたのは私ではない。
そして、ギニアでは赤ちゃんに小さいお金(100ギニアフランとか500ギニアフランなど)をお小遣いとしてあげる習慣があるのか、前にお金持ちそうな女性にうちの息子は新札の500ギニアフランもらっていた。そして今日は、買い物にいった帰りに会った女性に100ギニアフラン渡されそうになった。
彼女の好意とは知っている。
でも、
すいませんが、結構です!!
という感じだ。実際断った。ぼろぼろの真っ黒の100ギニアフラン・・・・。息子が手にしたら、必ずや口に入れるに決まっている。くわばらくわばら。
ギニアはインフレがすごくて、お金の単位が大きいので、買い物をするときは大量の紙幣を持ち歩かなければいけないのも結構辛い。私が2年前に初めてギニアに来たときは1ドル=2000ギニアフランだったが、今は1ドル=5000ギニアフランぐらい。倍以上になってる。
綺麗な紙幣が存在しないわけではない。あのぼろぼろのお金は、実は廃棄処分されるはずの紙幣が、ブラックマーケットに流れてさばかれているといううわさだ。それが本当なら、インフレになるのもうなずける。
50ギニアフランと25ギニアフランのコインも存在するが、50とか25ってあまりに小さい単位すぎて使う機会は少ない。私は近所で小さいドーナツやバナナの揚げたお菓子が一つ50フランなので、これを買うのに使ったりする。
(写真1:1000, 100, 500, 5000ギニアフラン紙幣と50ギニアフランコイン。500ギニアフラン紙幣は結構綺麗だ)
(写真2:100と5000ギニアフランのアップ。100は右端が切れているし、5000は真ん中が切れててセロテープでくっつけてある)