こんばんは。manaです。
見つけて読んでくださりありがとうございます。
 
世間からだいぶ遅れて、この連休中に「コード・ブルー劇場版」観てきました。観よう観ようと思ってたら仕事に追われたりタイミング合わなくて結局今となってしまいました。
 
 
で、どうだったかというと・・・。
「やはりシーズン2で心の中で終えればよかった。」
という感想です。笑笑
 
こっからは批判もありますので、
今のコード・ブルー最高!という方は退避してください。
前置きとして言っておくけど、俳優陣は本当に悪くない。すんばらしかった。
そして一つ一つのエピソードは泣ける部分も沢山あった。
でもでもでも!!私は商業主義に走りすぎてるフジテレビに物申したい。
 
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
 
私のコードブルー愛は前にも書いたけど、10年前のシーズン1からのガチ勢なんですよこちとら。めちゃくちゃコード・ブルーという作品が大好きなので期待しちゃったんですよ。でもその期待は見事にスパーンと裏切られました。
 

 
◆感動共有上映という日に間違って入ってしまった。
 
まず、観る日にちを間違えました。
急遽、たまたま近くでまだ上映しているってわかって、よく調べもせず会場に入ったら、何やらスクリーンの前でコード・ブルーのスクラブ着てオリジナルタオルを首に下げた若い子が客席に向かって説明している・・・。
「最後の『HANABI』が流れるところで「せーの!」って言うので、「ありがとうコード・ブルー!」って一緒に叫んでくださーい!!」って。
 
は?笑笑
 
なんなの?って思ったら「感動共有上映」ってやつだったんですね。
公式でも「コスプレ、うちわ、ペンライト持ち込み、上映中の隣の人との会話OK」となっている。
うわーやっちまった!ガーンと後悔先に立たず。映画は始まってしまいました。
上映中はさすがにちゃんと観るんだろうなと思って、「まあいっか」って思ったんだ。
 
しかぁし!!甘かったよ。
隣に座っていたのがそういうグループだったので、上映中真っ暗の中ペンライトを光らせるわ、何回も観てるらしくストーリーの展開ぶっちゃけるわ・・・で最悪でした。
上映中しゃべるのはまだいいの。アメリカでも上映中話すとか、危ないとか怖いシーンで一緒に「キャー!」みたいな、家でテレビ観る感覚で映画観るというのはあるから。
でも、上映中のペンライトだけはさすがにNGにすべきだと思うんだよね。真っ暗の中のいきなり七色の光を点滅させるとか、目がチカチカして頭痛くなってくるし、イラついて映画に集中できずで、本当に気分が悪くなった。
 
「感動共有上映」だってちゃんとチェックしてなかった私がいけないのだけど。
あとは、チケット買うときにもっと強調してほしい・・・。
注意書きとか説明とか全然気付かなかったよ。
「感動共有上映」ってものを知らなかった私が悪いのだけど・・・(二回目)
ほんと失敗した。
 
でもさ、こういう企画をしちゃうフジテレビがどうなんだ?
コード・ブルーってキャラクターをアイドル化しちゃうような、そういう作品か?
キャーキャー言いながら、ジャニーズコンサートのように観る作品か?
なんか方向性違くない?フジテレビは何がしたいの?
シーズン1からの品格や荘厳さがなくなってる気がして、残念です。
 
◆テレビの2時間スペシャルで十分な内容。
 
あと、内容もがっかりしてしまった。
まず、予告と違う。
成田空港の事故やら、海ほたるにフェリーが衝突やら、予告で煽った災害の割にはあっさりすぎる。海猿レベルの臨場感を求めていると、肩透かしを食らいます。
飛行機内や船内での救助活動や、緊迫感ある医療シーンはほんの少し。
ほとんどが陸上というか院内での人間模様ばかりです。救助した人のその後を描く感じ。
それも大事だけど、もう少し映画の規模感でのチーム医療を見せてほしかった
これだったらシーズン1・2の最終回や、シーズン1と2の間にやった新春スペシャルの方がよっぽど面白い。
 
立て続けに事故起こすより、一つの大事故・大災害での人間の機微を見せたほうがよかったんじゃないかな。ドラマと同様に、エピソード詰め込みすぎで内容が浅い印象が拭えなかったな・・・、むしろ映画でやる必要あったのか?というのが正直な感想です。
やはり予算の問題なのかなー。大規模な災害のセットとかヘリ飛ばすの減らすとか、予算削った感じが少しある気がする。
 
Yahoo!映画の口コミを見ても、同じような感想を抱いている人も多いようで、ほとんどがシーズン1からのファン。感動した!良かった!となっているのはシーズン3から見ている人や、中高生などの若い年齢層のようです。
 
まぁ、仕方ないのかな。時代のせいなのかな。
こんな形でないと完結できなかったのかもしれない。
 
◆キャストは演技力はさすが。今まで本当にありがとう。
 
 
繰り返しお伝えするけど、
キャストの方々の演技は本当に素晴らしかったよ!!!
 
主要5人がそれぞれ強く逞しく、そして仲間と患者思いのチームに育っていった様は、俳優陣の全力の演技の賜物。登場人物それぞれの人間的な成長と、人生のキャリアを細やかに演じられていたと思う。だから観てるこっちも感情移入するし、心を動かされた。
そして、たかがドラマとはいえ、登場人物のキャラクターをとても好きになれた。
(シーズン3でだいぶキャラ設定が丸くなってしまい、それも何とかご愛嬌だと飲み込んでしまわないと納得いかない部分は多々あるけど。笑)
 
 
会話の中で藍沢の祖母のその後を偲ばせたことや、最後の田所先生(児玉清)のメッセージ部分は、胸が熱くなった演出だった。でもせっかく藤川&冴島の結婚式なら、藤川がめちゃくちゃお世話になった黒田先生(柳葉敏郎)や森本先生(勝村政信)もチラリと登場させてほしかったな。あと、緋山の旅立ちには師匠の三井先生(りょう)もね!!
 
 
◆とにかくとにかく詰め込みすぎ。
 
臓器提供とか、親子の確執とか、泣けるところもあった。けれど、初めから最後まで、目まぐるしくエピソードが変わってしまい、一つ一つに納得して観ることはできなくて勿体無かった。
 
でもすごいのは最後のミスチルのHANABI」の浄化力
納得いかない気持ちも桜井さんの歌声が洗い流してくれる…
はずだったが、しかし!!
感動共有上映ってことで、こちとら桜井さんの歌声に浸りたいのに、私とは種類の違うファングループが合唱していて、全く浸れなかったんだけどね!!笑
 
ほんと日にち間違えたよね…
この日じゃなかったらもう少しポジティブな感想だったかも。
 
でももう一回観たいとは思わない。笑笑
 
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
 
ただ、何度も言いますが、
感動共有上映と知らずに当日券を買って観てしまった私が全面的に悪い。
なので、その場で盛り上がっていた彼女達は何にも問題はありませんし、彼女達の行動を否定するつもりも全くありません。そして、感動した!最高だった!!という感想を否定するつもりもありませんので、そこは誤った解釈をなさらぬよう・・・。
(ただ、こういう迎合的な企画を良しとするフジテレビのセンスや、内容の構成には疑問ですが。)
 
そして、私は今回の作品についてネガティブな感想ですが、映画の好みは人それぞれ。ご自分で観て判断してくださいねー。
 
 
 
批判的な感想で大変申し訳ないですが、
最後までお読みいただきありがとうございました。
 
mana