※予約投稿です。完全ネタバレですのでご注意ください。
こんにちは。manaです。
見つけて読んでくださり、ありがとうございます。
『逃げ恥』最終回感想、前回の記事の続きです。
怒濤の同時アップです。笑
今度は平匡・みくり以外のキャラクターについて、
画像とともに率直な思いを書き連ねます。
前回の記事にも書いておりますが、
色々思うことは確かにありましたが、私はこの最終回にはおおむね満足しております。
最後は幸せな気持ちになれたので、ポジティブな内容でお送りしたいと思います。
もういつものごとく超・長文なので、
ご興味ある方のみ下へLet'sスクロール!!
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第10話で最も注目を浴びたのは、百合と風見の関係ではないでしょうか。
その二人がやっと大きく動きます。
ある夜、百合は部長に昇進することになり、Bar山で一人祝杯をあげ、
山さんに何回も同じ話をしていました。
するとそこへ、山さんが呼び出した風見が。
風見は「おめでとう」と百合に今までの奮闘をねぎらいます。
でも百合は早々に締めのビールを頼み、帰ろうとしますが、
思い立ったように風見に日曜に自分の家に来ないかと誘います。
おぉ!ついに百合ちゃんも壁を越えるのね!!って一瞬思いましたが、
わざわざ健康診断の結果を見せ、風見に年齢差を示します。
そして百合ははっきりと風見に「無理なの」と年齢を理由に断ります。
風見は他に相手がいるのではなく、自分だから恋愛ができないということに
大きくショックを受け「もう会わない」とワインを飲み干し、帰ってしまいます。
美味しいと一人ソファでワインを飲む姿、美しくて切なすぎます。
わざわざワインをデキャンタしてから飲むほどワインが好きで、
もう自分のスタイルもあり、一人で生きていく覚悟をしている百合。
今までどれだけの道を通ってきたら、こんな女性になるのかと思えてなりません。
その後の反響が大きかった百合の言葉に、私も深く刺さるものがありました。
ポジモンこと杏奈が風見に振られ、百合に喰ってかかるシーン。
高齢のくせに色目を使うなというようなことを言われ、
冷静に返す百合は本当にかっこよかったですよね。
この先あなたが向かっていく未来でもあるのよ。
自分が馬鹿にしていた物に自分がなる。
それって辛いんじゃないかな。
私たちの周りにはね、たくさんの呪いがあるの。
あなたが感じているのもその一つ。
自分に呪いをかけないで。
そんな恐ろしい呪いからは、さっさと逃げてしまいなさい。
もぉぉぉ文句なしにかっこよかった!
私はこんな杏奈みたく恋愛でライバルに喰ってかかったことはないものの、
ひどい話ですが、老いて少し頑固で話が噛み合わなくなってきた母親に
「私はあなたみたいにはなりたくない!」と言ったことがあります。
でも百合の言う通り、自分がなりたくないと思った母親みたく、
私も否応なく歳を取り、老いていきます。
「自分の母みたく面倒な親になりたくない、自分もそうなるかもしれない、
そんな母を許せないような私は、子どもは大好きだけど今は作れない。」
いつの間にか私もそんな呪いを自らかけていたのかもしれません。
でもそれがいずれ私が通る未来を悲観してるのと同じことだと、この言葉でハッとしました。
人は知らず知らず呪いにかかり、
しかも、その呪いを自らかけていることに気づかない。
年齢ということに限らず、様々な意味を含む重いセリフでしたが、
これを百合が言ったことで観ている人にも大きなエールを与えたように思います。
場面は青空市になり、風見との一件から少し時が経ったようです。
百合も一番年齢に縛られていたのは自分だったと、沼田に吐露し、
「何を守りたいんだかね」と沼田も一緒に自虐的になりつつも、
それを打破するためにも勇気を出してお互いの想い人に連絡を取ることになりました。
すると風見はバーの山さんと来てました。笑
杏奈を完全な悪役のままで終わらせないところが良かったなとほっこり。
風見は改めて百合に好きだと伝えます。
ついに百合も「素直になってみてもいいかな」と風見に想いを打ち明け、
見事結ばれたのが本当に本当に嬉しかったです



黙ってる顔は嫌いじゃないんですけど、なぜだかわかりませんが、
最初は苦手だったのに、ぐいぐい大谷亮平さんが追い上げてきましたよ!(←何様)
とにかく二人ともおめでとう!の瞬間でした。
話は戻り、青空市でやっと日野とみくりが会うことができました。
・・・すると制作側からのサプライズ!
日野の妻として、乙葉さん登場!!本当の奥様じゃーん!!
でも、私なんとなーく出てくる気がしていたので、
「やった!」とTVの前で小さくガッツポーズしちゃいました。
乙葉さん相変わらず可愛い・・・
そしてコートもめっちゃ可愛い。どこのですか?
そして、2つ目のサプライズとしては、ナツキの恋でした。
ずっと百合の部下として公私ともに陰ながら応援していたナツキ。
自分の想っているひとには「逢えない」ことを言っていたので、
私てっきり愛した人を亡くしてしまったのかと・・・。
でも、本当は彼はゲイなのでした。
風にばらまかれた青空市のチラシを偶然拾い、みくりが御礼を言って去った後、
柚が「私も(土屋部長のことを)百合さんって呼ぼうかな」と言うと、
「やめて」と言いながら、百合の名前を借りて「YURI」というハンドルネームを使い、
ゲイアプリで気の合う人と出会ったことを打ち明けます。
柚は驚きつつも、彼の突然のカミングアウトを真摯に受け止めました。
それが、以前柚も自分が帰国子女であるがゆえに、
コンプレックスを抱えていたこと打ち明けたとき、
それを応援すると言ってくれたナツキに対するアンサーなのかなと。
ナツキが、相手が「死んだものと思ってくれ」と逢ってくれないんだと嘆いているところに、
その相手からLINEが届き、なんと自分たちが行こうとしている青空市への誘いでした。
会場に入り、柚と共に百合のいるグループへ挨拶すると、
目印の大きな海苔せんべいを持っている男性が。
沼田でした。
私、それまでは沼田さんがいつもLINEをしているYURIってずっと百合だと思ってました。
原作を知らないので・・・やられたー!という感じです。
沼田は「いつも振られちゃうから」と呪いをかけて、会おうと思っていませんでした。
しかし、勇気を出して向き合ってみると、
そこには逢えて嬉しそうに満面の笑顔を浮かべた自分の想い人が目の前にいるのです。
今までを知っている山さんがとても嬉しそうです。
よかったね、沼田さん!そしてナツキくん!
そして忘れてはならない、みくりの親友・やっさん。
離婚してシングルマザーとなったやっさん。

百合がみくりの頭をくっしゃくしゃにするシーン、もう観られないんですね
最後は本当にいつもより激しく、笑ってしまいました。
(本当に石田ゆり子さんは新垣結衣さんが可愛くて仕方ないそう。)
そして最後に、本当に最後に、
みんなそれぞれが呪いを解くことで幸せを掴みました。
ご都合主義・予定調和と悪く言ってしまえば、そうかもしれません。
でも、ドラマですから!
私はポジティブでとても良かったと思います。
答えは一つじゃなくていいんだと思えました。
私たちを縛る全てのものから、目に見えない小さな痛みから、
いつの日か、解き放たれて。時に泣いても、笑っていけますように。
たくさんの道の中から、思い通りの道を選べたり、選べなかったり。
どの道も面倒臭い日々だけど。どの道も愛おしい日もある。
逃げてしまう日があっても、深呼吸をして別の道を探して、
いい日も悪い日も。いつだってまた、火曜日から始めよう!
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
ラブコメディですが、社会派であり、全ての人へのエールでもありました。
本当に素敵なドラマを、ワクワクできる火曜日を、ありがとうございました。
そして、長くなりましたが最後までお読み頂き、本当にありがとうございました。
mana