こんにちは。manaです。
見つけて読んでくださり、ありがとうございます。
昨日火曜日は観たいドラマが2本あるので、
仕事帰りは速攻家に帰り、着いたら座る事なく家事・夕飯の支度を済ませ、
さぁ心置きなくドラマターイム。
この時間は夫もまだ帰ってこないので、私の至福の時です。
今回は第2回目放送が終わった、
火曜21時~『メディカルチーム レディ・ダヴィンチの診断』。
<あらすじ>
吉田羊さん演じる、ある過去を抱えた優秀な脳神経外科医・橘志帆は、
手術中に幻覚を見てしまったことから、医師を辞めようとしていた。
しかし、かつての恩師に招かれ、「手術しないこと」を条件に、
診断専門医として恩師が院長を務める大学病院の「解析診断部」に配属されることになった。
女性ばかりのその部署は一人一人が優秀かつ超個性派揃い。
時にぶつかり合いながらも力を合わせて原因不明の病の謎を突き止め、
患者の命を救っていく、新感覚の医療ミステリードラマ。
フジテレビの火曜ドラマが21時にお引っ越ししたこともあり、
ガッキーのドラマとは被らず観ることができて大変嬉しいドラマ好きの私。
(ただし裏にマツコがいるので、なかなか視聴率は厳しそう・・・)
第1話では、正直吉田羊さん演じる橘先生のキャラクターが、
ちょっと図々しいというか完全に破天荒おばちゃんキャラで引いちゃったんだけど、
2話目ともなると慣れてくるのが人間の不思議。
某先生のようにズパーンっと病名が分かって、
サクッと切って失敗しません!という女医ではなく、
(あ、そっちの先生の方も面白いから好きですが。)
あらゆる病気の可能性を吟味して、試行錯誤して、時には失敗して、
最後にはちゃんと答えを導くという、人間味のあるキャラクターかと思います。
その橘先生に振り回される、吉岡里帆さん演じる研修医・田丸先生もかわいい。
イマドキの女の子で破天荒な橘先生に文句たらたらなのに、
生真面目で素直、患者さんとまっすぐに向き合う新人医師の役どころ。
なんか素で驚いたり、笑ったりしてるんじゃないかと思えるくらい、自然な演技が印象的です。
ただ、毎日先輩女優に囲まれて緊張するんだろうなぁ。笑
そんな中私が好きなのは、相武紗季さん演じる一匹狼の心臓外科医・新田先生。
人への関心ゼロ・協調性ゼロなんだけど、執刀医としてはとても優秀な外科医という役。
優秀な外科医としてかつて名を馳せた橘先生の過去とトラウマに興味をもち、
自身も何らかの理由で心臓外科を追われた過去を持っています。
相武紗季さん最近こういう役多くない?悪女だったり、とにかくクールだったり。
でも今回はぶっきらぼうだけど、橘先生にはついつい巻き込まれてしまう、
ツンデレな役でなんだか好きです。
今後、それぞれの真相に迫る重要な存在になりそう。
原因不明の症状で来る患者さんの謎を調べる過程が、まるで刑事のよう。
そこはフィクションらしいフィクションなのでいいのですが、気になったのは、
それぞれが専門医なのに、そこ活かしきれてない描写でしょうか。
例えば他のメンバーで、病理医が病理医らしいことしてないとか、
この人何のための救急救命医設定にしたのかとか、ちょっと不明な点が多いのですが、
今後そのキャラクターが活躍する場面もあるのかな・・・。
でも、ドラマを観ながら一緒に病名を推理しちゃっている私は、結構ハマっているのでしょう。
かつて医療事務で町の小さなクリニックに勤めていた時、
医師の診察の後ろで助手のような事もしていました。(医療秘書みたいな)
その時もちろん患者さんの訴えを医師の後ろでじっと聞き、
「この症状ならこういう検査するな・・・」と予測しつつ、
診察に必要な器具を出したり、検査表を作ったりしていました。
その時実際にこんなことがありました。
物忘れが激しい高齢の女性が家族と共に診察にいらした時、
家族は認知症が始まったと思って相談をされていました。
長谷川式テスト(※1)でもその兆候が強くみられました。
しかし、よくよく話を聞くと、1ヶ月前に転んで頭を打ったらしく、
即座に頭部MRIを撮ると、慢性硬膜下血腫(※2)だったという結果でした。
無事に設備の整った大きな病院へ搬送され、手術し、元の生活に戻れたというわけです。
よくある症例だそうですが、実際に現場にいた時はぞっとしました。
※1:認知症を疑う場合に行う簡易知能検査
※2:主に高齢者にみられる、硬膜と脳の間に血腫が時間をかけてゆっくりと形成される疾患。
脳が血腫に圧迫されて、片麻痺や意識障害、認知障害などが徐々に出てくる。
検査ももちろん重要ですが、患者さんの生活ぶりや癖、話の内容に、
診断への大きなヒントが隠されていることが多々あるかと思います。
そういう情報があってこそ、医者は検査の段階に進める・・というか。
医師と患者のコミュニケーションが大事だなと、そのとき私は強く実感しました。
(ま、余計な話を延々とする方も居て、診療時間長引くことも多々あったんですけどね。)
だから今回のドラマでは患者とのコミュニケーションや、ヒントの拾い集め方など、
多少デフォルメされていたり、「あれこの段階で病名わかるだろー」ってとこもありますが、
きちんと患者と向き合っている女医を描いていて、心がほっこりしました。
今のところ完全な悪役や悲しい場面も出ていないので、
あまり感情が乱高下せず、淡々と観ることができます。笑
今作品の制作チームの前作、『チームバチスタの栄光』を読んでも面白いかも!
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さて、橘先生の過去や娘の存在について、伏線がどんどん出てきました!
その回収についても期待したいと思います
それより吉田羊さん、体調良くなりますように~
最近引っ張りだこで休めてないのではと心配です。
できれば最終回はきちんと終えられる様、回復を祈っています
ここまで長文にお付き合いいただきありがとうございました。
mana