『クラシック音楽を聞く10の驚く効果』から、ひとつずつ、詳細と根拠となる研究論文などをご紹介しています。
今日は《痛み緩和に効果的》という情報をご紹介します。
《痛みを緩和する》
音楽が痛みを緩和する、クラシック音楽を聞く患者は鎮痛剤の量が少ない、という報告があります。
イギリスの大学で、音楽と痛みの関係を報告している73件の論文を集めて、調査が行われました。
その結果、7000人近くの患者さんが、手術前、手術中、手術後に音楽を聴く事で、痛みと不安が減ったと感じました。
また、鎮痛剤の大幅な減少との関連が確認されました。
原文はこちらです。
痛みが和らぐメカニズム
鎮痛効果のある神経伝達物質(脳内ホルモン)が放出されるそうです。
- エンドルフィン(鎮痛効果)
- ドーパミン(快楽を感じる)
参考までにこちらの記事をどうぞ。
エンドルフィンを放出する曲について調べてみましたが、以下のように研究によって意見が分かれていました。
- サン・サーンスの「白鳥」
- クラシック、特にモーツァルト
- テクノミュージック
- 自分の好きな曲
- 元気な曲
音楽を聴くのと、楽器を弾くのとどちらがより多くエンドルフィン を放出するかを調べたところ、圧倒的に、弾く方が効果的だそうです。
その研究報告はこちらです。