今日も「ピアノの、学力へのとても良い効果」について、研究論文をご紹介しながら、考えたいと思います。

 

まずはこちらの動画をご覧ください。

下差し

 

 

 

 

 

「聞く力」が子供達にとって、どれほど大事なことかを、以下の論文で読む事ができます。

 

 

『最近の脳科学:事象関連電位からみた小児の認知発達』

渕上達夫 日本大学医学部教授

下差し

https://www.jstage.jst.go.jp/article/numa/70/3/70_3_174/_pdf

 

 

渕上先生の論文を要約すると・・・

  • 「聴覚」は、単なる「聴力」を意味するものではない

  • 「聴覚」は、幼児期の、言語としての音の理解のために必要な能力

  • 「聴覚」は、音に気付き、音の強さ、種類、音色、高低、リズム等を認識し区別する複雑な機能

  • 聴覚の発達に伴って言語理解の能力が飛躍的発達を遂げる

 

 

つまり「聴覚の良さが言語力の発達を助ける」のです。

 

 

 

 

ここに、大変興味深い研究報告があります。

 

”Does your baby have rhythm?"

『あなたの赤ちゃん(お子さん)はリズム感がありますか?』

下差し

 

 

 

この論文によると・・・

  • 3~4歳で、音楽的なリズムを、大人を真似て打てる子供は、そうでない同年代の子供より、言葉を早く習得する。

  • しかもそのレベルは、ほぼ1年上(4歳なら5歳児レベル)だった。

 

 

つまり将来は・・・

 

「聴覚の良い子供は、教室の中が少し騒がしくても、先生の声と、その指示を、他の子供達よりも正確に、早く、聞き分け、理解しやすくなる。」

 

そして・・・

 

「音楽の訓練によって、学力アップが期待できる」

 

という結論を導けるのではないでしょうか?

 

 

楽しみながら聴覚を訓練をするために、リトミックや、ピアノなどの楽器を習うのは、とても良い事だと思います。

 

 

参考までに、昨日の記事もどうぞ。