昨日シニア・リサイタルを終えた学生から、長〜いサンキュー・カードを頂きました。
入学した時からここまでの、人として、また音楽家としての成長を思い返しながら読み、とても嬉しく思いました。
と同時に、学生が指導者の何を見ているのかを、とても興味深く読んだので、少しシェアさせて頂こうと思います。
「時々、最低限の事しかしない人達がいますが、そういう人達はいつも疲れていて、満足していません。〜〜 一方で、先生はいつも一生懸命仕事をされているし、成長できる事がないか探しておられる、また、自分の仕事を愛している。私があなたの生徒であった間、先生はずっとその姿勢でした。私はそういう人を、自分のお手本として、身近に見る事ができて、感謝しています。」
私も、自分の恩師達からは、ピアノの演奏について学んだと同時に、「生き方」を見てきた気がします。
そして、いつの間にかそれを真似ているような気がします。
一人の恩師に「私はお返しはいらない、それを、あなたの生徒に渡してほしい。」と言われた事がありました。
私が受けてきた恩を返せるのは、私の生徒達を通してだと思っています。