ロサンゼルス群はアメリカでもコロナの影響が大きく、群内の全大学は3月中旬以来、完全に閉鎖状態が続いています。
バイオラ大学では、その影響を最小限にするために様々な努力をしていますが、全教員、職員向けのリモート会議もその一つです。
正確には「コミュニティー・カンバセーション」という、ゆるい名前で、堅苦しくないように気配りがされ、
3月から8月までは週1回、9月からは隔週でもたれています。
バイオラ大学はキリスト教を土台にした大学なので、会議は学長のお祈りから始まります。
コロナウィルス関係の現状、経営状態、教職員や学生の動向などの報告の後、教職員からの質問に管理職側が答えるというコーナーがあり、最後にまたお祈りをして閉めます。
コーリー学長は、情熱的でユーモアが大好き。
難しい状況の話にもユーモアを交えながら「皆さん、一緒に頑張りましょう!」と訴えかけられると、「頑張ろう!」という気持ちになります。
また、教職員全員がこれを見て共通の理解と祈りの思いを持っているので、心強いです。
夏休み中は、9月の新年度に向けて様々な話題がありました。
新入生の入学キャンセルを食い止める対策、経済的に困難に陥った学生への経済支援の対策などが話し合われ、実行されていきました。
支援金を捻出するなどのため、教職員が減給になりました。
様々な努力のお陰で、大学全体の学生数は約7%減、音楽学部は殆ど減りませんでした。
私が勤めるもう一つの学校が特別な対策をせず、音楽学部生が40%減だった事に比べると、夏休み返上の教職員の努力が功を奏したのかと思います。
とはいえ、早く対面の授業ができるようにと祈るばかりです。
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