アメリカでは、総合大学の中に音楽学部があります。
音楽学部は日本の音大に相当します。
ピアノ専攻生の演奏機会についてはこちらの記事をお読みください。
音楽専攻でない学生は、一般教養として「芸術(美術、音楽、舞台芸術、映画)」からクラスを取らなけれいけません。
ピアノのレッスンも選択肢の一つで、私の生徒にも、一般教養としてピアノのレッスンを取っている学生がいます。
その学生に、ピアノのレッスンについて、いくつか質問をしてみましたので、ご紹介します。
C君の場合
- コンピューター・サイエンス専攻
- ビジネス副専攻
一般教養としてピアノのレッスンを選んだ理由は?
4歳の時からピアノを始め、自分の生活の一部の様に感じるので、レッスンを続けて、上達したいと思いました。
自分の専攻は論理的に考える事は多いけど、クリエイティブに考える部分が少ないので、ピアノはその部分を補ってくれます。
ピアノを弾けるのは自分にとって良い事だと思いますか?
いろいろな意味で良い事だと思います。
一番良いのは、自分を表現できる場所がある事です。
作曲家のクリエイティブな作品に出会い、自分の感情を感じ、表現することができます。
理屈や理論ばかり考える自分の専攻とバランスを取るのには、とても良いと思っています。
音楽専攻でない人にとって音楽はだいじでしょうか?
音楽は、聞くだけでも良いことがたくさんあると思います。
自分は、音楽の中でも声楽曲より器楽曲の方が好きです。なぜなら、言葉にできない感情を表現できるからです。
音だけで物語や感情を表現し、時には理由もなく涙が出る様な感動も味わえる、いわば、音による有形芸術だと思います。
音楽を専攻していない人達にとって、日常では味わえない、また気づかない感情を経験できるのは貴重なことで、とても大事なこと思います。
〜 〜
以上です。皆さんの生徒さんにピアノを長く続ける事をお勧めする時などに、お役に立てれば嬉しいです。一人でも多くのお子さん達がピアノを長く続けられますように。