続きです。
「はい。クラスはもちろんあります。給食もクラスで食べる事が出来ます。」
…良かった。クラスもちゃんとある。給食もみんなと食べられる!
「そうなんですね。良かったです。ありがとうございます。」
きっと他にも何かを仰っていただけたとは思いますが正直覚えておりません。
クラスはみんなと同じに与えてもらえる。
給食はみんなと食べられる。
良かった。○○良かったね。
「希望したら支援級には入れますか?」
確認の為にただただ聞いた質問にまさかの返答が返ってきました。
「それがそうではないんですよ。」
「……?! えっ?」
「希望したら支援級に絶対入れるとは限らないのですよ。こちらの職員と教育委員会の職員との相談で決まるのです。審査と言いますでしょうか。支援級か普通級かの決定はこの審査で決まります。」
「…はぁ、、そうなんですか。」
審査という言葉に一瞬驚きました。
じゃぁ、その審査に落ちたら?
息子は普通級になるの?
えっ!そんなん無理やん?
この人は何を言っているの?
そもそもこの面談の意味!
6年間毎日訳の分からない授業を受けて無理しながらの登校?
もはや学校は苦痛の何物でもないやん。
もう、小学校行かせなくてもいいか?
そうしよう。小学校行かない。
いや、行かせないのは無理でしょう。
てか、もう小学校入学辞めたい。
口には出しませんでしたが、
色々な気持ちや感情が要り混ざり混乱してしまいました。
とりあえず帰りたい!
この場所から消えたい。
あっ、何か飲みたい。喉がカラカラや。。
そればかり考えていました。
担当の方は私を気にしながらも淡々と面談を進めてくれました。
それから見学当日の開始時間や持ち物。
また見学には息子も来て欲しいとの事。
深く頭を下げてから退室しました。
私は走りさえしませんでしたが、
急いで急いで車に戻りました。
私、泣きたかったのかな?
その日に私の気持ちを知ってか知らずか
ランドセルが届きました。
数ヶ月前にランドセルの展示会へ主人と息子と私の3人で行きました。
私達夫婦の希望と息子の希望の黒色の
素敵な素敵なランドセルが届きました。
小学校入学を辞めたいと数時間前に思ったばかりなのに
届いたランドセルを見たらこのランドセルを背負って入学式へ小学校へ行くんだなぁ
なんて想像していました。
「ランドセル姿、可愛いなぁ」
想像しただけでポツリと呟いていました
…よし!!頑張ろ。
私、謎の気合いを入れました。