こんにちは☀︎
 


先日、浮世絵展を観に行ってきました♢



オーバリン大学アレン・メモリアル美術館所蔵
メアリー・エインズワース
浮世絵コレクション
初期浮世絵から北斎・広重まで


現在静岡駅から徒歩3分
葵タワー3階の
静岡市美術館
開催されています❁




アメリカ・オハイオ州の
オーバリン大学に通っていた
メアリー・エインズワースは
明治39年の来日を機に
約25年にわたり
1500展以上もの浮世絵版画を集めましたまじかるクラウン


これらの作品のなかには
世界に一つしかない貴重なものがあったり、
歌川広重や葛飾北斎といった
誰もが一度は名前を耳にしたことのある
有名な浮世絵師の作品があったりと
時代も絵師も作風もさまざまな作品が
勢揃いしているそうです♢

今回の美術展は
選りすぐりの珠玉の200展を
日本で紹介する
初めての里帰り展
だそうです星



こんなにもたくさんの浮世絵を
生で見ることのできる美術展が
静岡で開催されていることに
驚きと喜びを感じながら
とってもワクワクした気持ちで
足を運ばせていただきましたが、
そのワクワク感は
展示を見終わるまで続きました流れ星


今日は私の中で
特に印象的だった作品のいくつかを
紹介させていただきます❁


【全てアレン・メモリアル美術館蔵】


82 鳥文斎栄之「花下御所車」



一枚の絵に
10人もの女性が描かれたこちらの作品。


御所車というのは牛車の俗称だそうです❁

一人一人お着物の色や柄が異なり、
それぞれの女性の身分やお仕事が
気になる作品でした。


昔の作品とは思えないほど
繊細でカラフルな色使いが
新鮮でした♢

79 鳥文斎栄之「御殿山の花見」

こちらも同じく
鳥文斎栄之の作品。


現在も桜の名所として名高い、
品川にある"御殿山"で
お花見する女性が描かれています


1番右は親子かなー?とか
左側の3人はどういう関係なんだろう?
とか絵を見ながら想像できるのも
楽しかったですおすましスワン

114 葛飾北斎「冨嶽三十六景 山下白雨」

葛飾北斎という名前や
この富士山の絵を
一度は見聞きしたことがある人も
多いのではないでしょうか?

葛飾北斎の有名なこの富士山の絵も
今回の美術展で見ることができます♢

山下白雨
山の下に降る夕立という意味です

【富士山】の歌の歌詞にある
「♪雷さまを下に聞く〜♪」
という部分のように、
富士山の絵の右下に雷が描かれています
⚡️⚡️⚡️


雷を描くことによって
富士山の麓の天気の悪さを
表しているそうです



これらの作品以外にも、
源氏物語の一部分を描いた作品や
時代ごとに少しずつ変化していった作品、
現在も一月一日、三月三日、五月五日と
名残の残る五節句の様子を描いた作品、
江戸時代のカレンダーなど
さまざまな作品がありました☀︎


大学で文学部を専攻する私としては
これまで学んだことのある
古典作品や古典常識に
絵で触れることができる
大変貴重な機会で、
一つ一つの作品をじっくりゆっくり
見させていただきました♢


個人的には、
昨年の授業を通して
くずし字(変体仮名)を
解読できるようになったので、 

作品の端や作品の中に書いてある
文字をかなりスラスラ読めたことが
嬉しかったです♢


この浮世絵展は
7月28日まで開催中です❁


ぜひ足を運んでみてください♢



まなみ