前回の物語はこちらから→命の時計⑥



ーーー次の朝。
学校で健は、学園祭で買った時計をつけてきていた。

「俺、この時計めっちゃ気に入ってたんだぁ。この針が動く音とか。つけてるだけで元気もらえるっていうかさ~。拓三も感じないか??」


「え、僕は。。。特に何も感じないけどなぁ」


「俺のだけかな?そうだ!この時計、拓三に貸してあげるよ。マジでこの時計つけてたら元気もらえるから!」

健は学園祭の時から、この時計のことをよく話すようになった。




ーーーー放課後。


「今日、部活ないから一緒帰ろう!」
僕は、教材を鞄の中に入れながら、健に言った。



「うん!先に行ってて、俺、これ書き終えたら追っかけるから」
健は何かをプリントに写しながら答えた。僕は靴箱まで行き、上靴を靴箱にしまっていると、健が上靴を半分脱ぎながら走ってきた。


「ごめん。明日の宿題、紙に書いてて」


「いや、いいよ。明日って宿題とかあったっけ?」


「あるよ!えっと、数学と英語。数学は教科書のp55~p58で、英語はプリントの①と②を説く、だよ」

「ありがとう!!」
僕はバックからペンを取り出し手のひらに書いた。僕たちは外履に履きかえ外に出た。



「俺、あっちのバス停なんだ」


「そっか~、僕はここのバス停だから。じゃあ、また明日ね!」



「うん、じゃあな、また明日。」

僕は健に手を振って横断歩道を歩き出した途端。




バタッ



僕は、後ろを振り返ると健が胸を押さえながら倒れ込んでいた。




…つづく。




去年の3月12日にyoutubeにて公開されました
短編映画    命の時計  の原作です。

「命の時計」っていうのは、中学生の頃に書いた小説なんですけど、小田監督により、監督・脚本をして頂き、映像化しました!!!

その原作の小説を皆さんには公開したことがなかったので、、もうすぐ公開してから1年経つということで。

少しずつアップしております。
※原作では、主人公もその友人も男の子です。 
しかし、youtubeの映像では女の子です。
なので、原作とは違い、youtube映像では名前変わっております(^o^)/㊙︎そこんとこ注意!!


自己満な感じになっちゃうかもですが、、
続きを楽しみに 読んで頂けたら嬉しいです( ´・‿・`)

YouTubeみたあとに、原作読んでもらえたら実はこんな心境があったんダァ♪とか わかるかも!?


楽しんで読んでくれたら嬉しいです✨

そして、一人でも多くの人にYouTubeみてもらえますように、、
拡散よろしくお願いします( ´・ᴗ・` )



{B0F5A902-AA98-4E5C-B263-49033B0AED6D:01}

{00705E59-A842-4943-889B-A7B0D89FBD85:01}