《スタッフより》
本日、「908FESTIVAL SPECIAL!! カウントダウン大阪 2016/2017」に出演し、
ファンのみなさまに初めて小西真奈美自身が作詞・作曲した楽曲を聴いていただきます

本日のライブにいらっしゃれない方々に少しでも曲の雰囲気をお伝えできたら…
ライブにいらっしゃる方にはより楽しみが増えますように…と思い、
先日のTIMM出演の際に音楽ライターさんが曲を聴いて書いてくださった文章を載せます! 

また、次回のライブが決まりましたらすぐにお知らせいたします
みなさまにとって良き2017年になりますことを祈って


女優として輝かしいキャリアを持つ小西真奈美が本格的な音楽活動を開始。
しかも日本国内のみならず海外進出を視野に入れた“超本気”のプロジェクトである。
自らが作詞作曲を手がけ、KREVAがサウンドプロデュースを担当する。
これまで映画やテレビドラマ、舞台のフィールドにその名を刻んできた小西が、音楽の世界に飛び込むことに驚きを覚える人も多いだろう。
しかし、小西にはここにいたるまでの必然的な理由がある。
2016年の3月から4月にかけて、小西は「KREVAの新しい音楽劇 最高はひとつじゃない2016 SAKURA」に出演。ここ日本で“国民的ラップスター”の座をほしいままにしているKREVAが生んだ名曲を舞台上でカバーした。
そこであきらかになった小西のシンガー/ラッパーとしてのセンスは目を見張るものがあった。
シルキーな声質を存分に活かした歌唱力は確かなものがあり、さらに女優らしい豊潤な表現力をもって
ラップするその姿は、彼女の新境地を感じさせるに十分な魅力があったのだ。
それを受けて、5月23日に「最高はひとつじゃない」で披露した「トランキライザー 〜single ver.〜」を配信リリースし、iTunes HIPHOPチャート1位を獲得。
続いて、6月8日に小西やKREVA、KICK THE CAN CREWなどが所属するエレメンツのアーティストたちによって制作されたスタジオトリビュートアルバム『monday night studio® session』がリリース。
小西による「トランキライザー」のアルバムバージョンが収録された。
そして、6月25日に日比谷野外音楽堂にて開催された「elements night〜sunday night session〜」で
小西は“人生初ライブ”を経験。オーディエンスから感嘆の声が入り混じった喝采を浴びた。
小西がここで相当な手応えを覚えたのは想像に難くない。すべては2016年の春から始まったのだ。
今回、TIMMで小西とDJ KREVAがパフォーマンスするのは3曲。
「change my mind」は小西が今まさに音楽とともに自らの表現者人生をリスタートする決意を表明した楽曲だ。KREVA流にレゲエ/ダンスホールを昇華したバウンシーなトラックの上に小西は妖艶な声色でフックのメロディとラップのフロウを揺らしている。
この曲でKREVAはラップでもアシスト。小西の新たな門出に華を添えている。
「This is love」は現行のベースミュージック〜インディR&Bにも共振するビートに小西の攻撃的なラップが躍動し、ドラマティックに転調するフックではEDMを彷彿させる様相でポップネスを解放している。
「冷たくしないで」はテクノポップテイストのキュートなラブソング。楽曲全体にどこかオリエンタルな色合いが帯びているのも印象的だ。
以上の3曲と現時点で完成している残りの数曲も含めて、いかに小西が歌唱とラップに“超本気”で取り組んでいるか窺える。それは彼女をサウンド面でサポートするKREVAも同様だ。
ここから小西真奈美の音楽がどのように発展し、ゆくゆくは海の向こうまで届いていくのか。
おおいに期待したい。

文/三宅正一(Q2)